音源に合わせてドラムを演奏するのは難しい
昨日は、ちょっとした撮影があった。
何の撮影か。
ごく簡単に言ってしまうと動画の撮影である。
自分たちの音源に合わせてドラムを演奏する。
それを撮影してもらう。
初めての経験である。
音源に合わせてドラムを演奏するのはなかなか難しい。
静かめに演奏するのならまだいい。
だけど、しっかりがっつり音を出してしまうと、音源の音が聞こえなくなってしまう。
そして、居場所を見失う。
かと言って音源を大きくしすぎると、音がぐちゃぐちゃに聴こえて、やはり居場所を見失うことになる。
そんな状況の中、まあなんとか、無事に撮影を終えた。
悪くなかったんじゃないかな?と思う。
さて、仕上がりが楽しみだ。
久しぶりのライヴはどんなものに?
明日は久しぶりに人前でのライヴをする。
そのためにレパートリーの復習をしつつ、明日はどんなもんだろうかと想像をめぐらす。
緊急事態宣言や営業自粛要請などを経て、初めての人前でのライヴ。
検温、消毒、マスク、着席、換気、人数制限などなど。
できるかぎりの対応をしてライヴに挑むわけであるが、それがライヴそのものに与える影響はどんなものになるだろうか?
窮屈なものにならないだろうか?
ちゃんと楽しめるものになるのだろうか?
そして、感染症対策は臨機応変、柔軟に、とも思うけど、目に見えない相手だけにその判断は難しいよなぁ、とも思う。
気楽に楽しみたい場所で、気の緩みに注意しなければならないという矛盾。
試してみなければ始まらないが、何かあってしまう可能性もゼロではないので、どうしても厳しめの態勢にならざるを得ないのかなぁ。
いろいろと悩ましいが、ここはひとつ、音楽に集中していこうとは思う。
そう、音楽に。
アルバムリリース!想像以上にカッコいい音になった
昨日、アルバムのリリース情報が解禁された。
僕らのバンド、Mr.ワリコメッツのアルバムだ。
サザナミレーベルから、CDでの発売となる。
そして、ディスクユニオンの紹介ページではこのように紹介されている。
生々しく、泥臭く、哀愁漂う日本語ロックンロール!
パブロック、ブリティッシュビート、パンク、スカ、ニューオリンズ、ソウル、ブルース等、様々なルーツミュージックの要素を詰め込んだMr.ワリコメッツの2ndアルバム!
その後に続く紹介文などアルバム詳細はリンク先をご覧いただければと思う。
既に、予約の受付も始まっているようだ。
星の海/Mr.ワリコメッツ|日本のロック|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net
それにしても、アルバムの発売にこぎつけることができて、やはり嬉しい。
1月頃だったか、プリプロを始めてアレンジを練ってきた。
レコーディング本番に入る前には、どんなドラムサウンドにするか、いろいろと構想を練った。
この曲は明るく乾いたサウンド、この曲はふくよかでずっしりした音、などとスネアを中心にいろいろと考えた。
エンジニアさんにイメージを伝えるために、参考となる曲を絞り込み、事前に相談もした。
そして、エンジニアさんから機材を借りたりしながら、レコーディングは進み、本当にイメージ通りの音になった。
いや、イメージをはるかに超え、想像以上にカッコいい音になった。
そうして出来上がったアルバムだ。
発売できて嬉しくないわけがない。
発売まで、あと2ヶ月。
ううむ、待ち遠しいものである。
泥沼は続く
昨晩も、音について考える。
練習そっちのけで考える。
音について考える時、いろいろな音源を比較してみると分かりやすい。
指摘されて、試してみて、理解した。
自分たちの新しい音源。
そして、自分たちの過去の音源。
それから、人さまの音源。
新しくて身近なものから、古くて遠い国の音源まで。
それらを、同じ環境で比較してみる。
すると違いが分かる。
聴けば聴くほど、どこがどう違うのか、はっきり分かってくる。
だがしかし、と、ここではたと立ち止まる。
それで、ゴールはどこにあるのか?
どこをどうすれば理想に近づき、諸々のことが解決するのか。
それは聴けば聴くほど、そして考えれば考えるほど分からなくなってくる。
わけが分からなくなってしまった。
これでは完全に泥沼だ。
未だ泥沼は続く。
いや、ずっと続いていくのかもしれない。
音楽をやめないかぎり。
これはイメージ通りの音だろうか?判断が難しい
これは良い音だろうか?
イメージ通りの音だろうか?
違うとしたら、どこがどう違うのか?
イメージ通りの音にするためにはどこをどうしたらいいのか?
あるいは、どう伝えたら、イメージ通りの音にしてもらえるだろうか?
こういった判断は、とても難しいことに感じる。
普段意識することがあまりないからかもしれない。
個人の演奏やバンドの演奏、あるいは個々の音や全体が混じった時の音などについては、その場でリアルタイムに判断することはある。
あるいはiPhoneのボイスメモなどで簡易録音して、後々客観的に判断することはある。
けれど、しっかりマルチで録音された音に対して考える機会はほとんどない。
判断する機会がないから、いざ聴いて判断してみろと言われると戸惑ってしまうことになる。
やはり、遊び感覚でいいから、録音に関わる機材なんかを普段から触っておくことが大切なんだよな、と思った次第。
昨日のこと。そして手探り。
昨日は初めての配信ライヴ、そして久しぶりのライヴだった。
そんな、昨日のこと。
まずは、午前中に、ライヴのセットリストを復習する。
しっかりと入念に復習する。
なぜなら、しばらく皆でスタジオに入って一緒に演奏をしていなかったから。
たぶん3ヶ月ぶりくらいだろう、まともに音出すのは。
そして、16時に大塚のスタジオにメンバー皆で集まって、久しぶりの音出し。
けれど、あまり久しぶりな感じもしない。
さすがに多くのステージを共にしてきたからか、音はすぐになじむ。
18時にスタジオは終了して、すぐに配信ライヴの会場、大塚ミーツに移動する。
そして、18:30から会場でのリハーサルを開始。
これもいつも通りのことだけど、今回いつもと違うのはリハーサルでカメラのテストも行われていたこと。
なんだか新鮮であった。
19時頃にリハーサルが終わる。
そして、しばし休憩して準備して本番に挑むのだが、、、
この時点で結構な疲労感があった。
実践から遠ざかっていた分、演奏体力も衰えていたのだろう。
そして20時。
本番スタート。
初めての配信ライヴで「どんなもんだろうか?」と思っていたのだけど、ライヴが始まってしまえばいつも通りだった。
なんというか、ドラムの位置から見える景色はいつもと変わらないからだろう。
正面にボーカル・エイジがいて、右手側にベース・キリがいて、左手側にギター・めっしがいる。
その景色は変わらない。
普段のライヴだったら、その先にフロアにいる人たちの表情が見えることもある。
けれど、ライヴとなると、そして音楽に集中してくると、僕はそこが目に入らなくなってくる。
そういうこともあって、無観客配信ライヴと言っても、それほど違いを感じなかった。
あるいは、対バンであるポップコーンズやひねもす大臣の面々がフロアにいたお陰かもしれない。
とは言っても、もちろん、いつもとの違いはあった。
それは久しぶりのライヴの場だったということ。
やはり、実践感覚というのは、実践の場にいないと失われていくものだと思った。
「あー、ライヴってそう言えばこうだったなぁ」と思う場面がチラホラあった。
来週は観客有りでのワンマンライヴもあるし、少しずつ実践感覚を取り戻せていけたらと思う。
それにしても、ひとまずライヴができて良かった。
新型コロナウィルスがあって、これからの音楽のあり方、ライヴの場のあり方はどうなっていくのだろうか。
それは誰にも分からない。
分からないから、手探りで進んでいくしかない。
試しながら、そしてうまくいったり失敗したりしながら、前に進んでいくしかない。
暗中模索である。
しかし、それは面白いことでもあるだろう。
未知の領域に手探りで進んでいくこと。
好奇の目を向けながら、無理はせず、出来ることを一つ一つやっていきたい。
あまり配信ということを意識せずに
久しぶりだ。
実に久しぶりだ。
そう、今日はライヴ!
とは言っても、無観客の配信ライヴではあるのだけど。
それでもライヴであることに変わりはない。
正直なことを書こう。
配信ライヴ、僕は苦手だ。
やるのは初めてのことなので、ここでは観る側としての話である。
なぜ苦手なのか?
なんというか、たぶん飽きてしまうのだろう。
家で観るからいけないのかもしれない。
しばらく観ていると手持ちぶさたになって、スマートフォンでSNSを開き、リンクをクリックして、気付けばネットの記事を読みふけっていたりする。
配信ライヴそっちのけで。
そして、「まぁ、ちょっと観たし、もういいか」と観るのを諦めてしまったりする。
本当はビールでも飲みながら気楽に、くらいがちょうどいいのかもしれない。
あるいは、有料だったら、元を取ろうと頑張って観るのかもしれない。
あるいは、iPadのような小さい画面ではなく、大型のテレビにでも映せたらまた違ったのかもしれない。
いや、問題は自分の集中力の無さにあるのかもしれない。
うむ。
きっとそうだ。
そんなわけで、これからやるというのに、配信ライヴというものに自信は全くない。
だからまずは、あまり配信ということを意識せずに、しっかりライヴをやろう。
音楽をやろう。
細かいことは、来月以降決まっている配信ライヴで考えよう。
そう思っている。
そして、久しぶりのライヴを全力で楽しもう。
そもそもメンバー皆揃っての、ちゃんとした音出しも久しぶりなのだ。
そしてなにより、観てくれる人たちに楽しんでもらえたら。