昨日のこと。そして手探り。
昨日は初めての配信ライヴ、そして久しぶりのライヴだった。
そんな、昨日のこと。
まずは、午前中に、ライヴのセットリストを復習する。
しっかりと入念に復習する。
なぜなら、しばらく皆でスタジオに入って一緒に演奏をしていなかったから。
たぶん3ヶ月ぶりくらいだろう、まともに音出すのは。
そして、16時に大塚のスタジオにメンバー皆で集まって、久しぶりの音出し。
けれど、あまり久しぶりな感じもしない。
さすがに多くのステージを共にしてきたからか、音はすぐになじむ。
18時にスタジオは終了して、すぐに配信ライヴの会場、大塚ミーツに移動する。
そして、18:30から会場でのリハーサルを開始。
これもいつも通りのことだけど、今回いつもと違うのはリハーサルでカメラのテストも行われていたこと。
なんだか新鮮であった。
19時頃にリハーサルが終わる。
そして、しばし休憩して準備して本番に挑むのだが、、、
この時点で結構な疲労感があった。
実践から遠ざかっていた分、演奏体力も衰えていたのだろう。
そして20時。
本番スタート。
初めての配信ライヴで「どんなもんだろうか?」と思っていたのだけど、ライヴが始まってしまえばいつも通りだった。
なんというか、ドラムの位置から見える景色はいつもと変わらないからだろう。
正面にボーカル・エイジがいて、右手側にベース・キリがいて、左手側にギター・めっしがいる。
その景色は変わらない。
普段のライヴだったら、その先にフロアにいる人たちの表情が見えることもある。
けれど、ライヴとなると、そして音楽に集中してくると、僕はそこが目に入らなくなってくる。
そういうこともあって、無観客配信ライヴと言っても、それほど違いを感じなかった。
あるいは、対バンであるポップコーンズやひねもす大臣の面々がフロアにいたお陰かもしれない。
とは言っても、もちろん、いつもとの違いはあった。
それは久しぶりのライヴの場だったということ。
やはり、実践感覚というのは、実践の場にいないと失われていくものだと思った。
「あー、ライヴってそう言えばこうだったなぁ」と思う場面がチラホラあった。
来週は観客有りでのワンマンライヴもあるし、少しずつ実践感覚を取り戻せていけたらと思う。
それにしても、ひとまずライヴができて良かった。
新型コロナウィルスがあって、これからの音楽のあり方、ライヴの場のあり方はどうなっていくのだろうか。
それは誰にも分からない。
分からないから、手探りで進んでいくしかない。
試しながら、そしてうまくいったり失敗したりしながら、前に進んでいくしかない。
暗中模索である。
しかし、それは面白いことでもあるだろう。
未知の領域に手探りで進んでいくこと。
好奇の目を向けながら、無理はせず、出来ることを一つ一つやっていきたい。