それでも音楽の話をしよう

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ロック楽器の40年史

『ロック・マシーン・クロニクル』という本を読んだ。

「ロック楽器の40年史」と副題にあるように、ロックで使われる楽器や機材の歴史を扱った本である。

内容はこうだ。

「ギター&アンプ」から始まり、「キーボード」、「アコースティック・ギター」、「シンセサイザー&ハイテク」、「金管&木管楽器」、「ライヴ・サウンド」、「ドラムス」、「ベース・ギター」、「録音&制作」と、およそロックで使われる主要な機材をほぼほぼ網羅している。

1999年に出版された本なので情報がそこで止まってしまっている部分もあるけれど、「楽器の歴史を知る」ということで言えばそれで十分である。

 

どんな分野についても言えることだけれど、歴史を知ることはとても重要なことだ。

なぜ重要なのか?

ある分野の歴史を知ることは、その分野についての理解が深まることに繋がるからである。

ギブソンがあってフェンダーの革新性があって、そうやってエレキギターの楽器としての発展があって、アンプリファイドされたエレクトリックなバンドが生まれて成長する。

ジルジャンというシンバルメイカーがあって、元々は1600年代のトルコに歴史を遡ることができて、20世紀初頭にアメリカに移ってきて発展して、枝分かれするようにセイビアンが生まれて、イスタンブールが生まれる。

こうやって歴史を知ると、今現在エレキギターやシンバルなどを目にした時に各楽器の違いが背景から分かったり、ヴィンテージ楽器だったら価値を押しはかる手がかりにもなるだろう。

 

ちなみに、この『ロック・マシーン・クロニクル』は図書館で借りて読んだ。

ぜひ欲しいと思って検索してみたのだが、どうやら今は絶版で売っていないようである。

手元においておきたい種類の本なのだけど。