「レコーディング」というものに強い興味を
マイクを立ててバンドの演奏を録音する。
歌やコーラスを録音する。
オーバーダビングの音も録音する。
それらの音を調整してミックスし、音がなじむようにして混ぜる。
最終調整としてマスタリングを施す。
そんな一連の「レコーディング」というものにだんだんと興味がわいてきた。
昔は、「レコーディング」というものは嫌いだった。
クリックに合わせるのしんどいし。
お金もかかるし。
レコーディングするより、ライヴに労力を使いたいと思っていた。
そんなレコーディングにもいつしか慣れ始め、今では強い興味を持つまでに至った。
よくよく考えると、「レコーディング」というのはロックという音楽においてとても重要なものだ。
「レコーディング」がロックの歴史を築いてきた、とまでは言わないにしても、ロックの歴史の大事な一端を担ってきたのは間違いない。
ロックという音楽がこれだけ広まったのは、レコードやCDなど複製技術によるところが大きいだろう。
その複製を支えたのが、まぎれもない「レコーディング」の技術なのだから。
まだまだ分からないことだらけだけど、今まで無知だったことについて知ること、いや、知ろうとすることだけでも楽しいものだな、と感じている。