ドラムを遊ぶ
世の中がギスギスして、SNS上では一部、あまりよろしくない言葉が飛び交っていると聞く。
言葉。
どんな言葉を使うのか?
これはとても重要なポイントだ。
言葉は対象となる何かを表しているようでいて、結局、発した本人の無意識にある考え方や、ひいては人となりを表してしまうように思う。
音楽について。
僕は、ドラムを演奏する。
ドラムを練習する。
そして、ドラムを叩く。
文脈に応じて、いろんな表現の仕方がある。
そこへ、ふと、こんな文章に出会う。
〈「音楽をする」という行為を、英語では“play” ドイツ語では“spielen” フランス語では“jouer” と表現しています。これはすべて「遊ぶ」という意味で、世界中、どこでも音楽は「遊んで」いるわけです。〉(岩城宏之著「岩城音楽教室』 p14)
そうか!
ドラムを遊ぶのか。
言葉は考え方を表してしまうけれど、言葉を変えることによって考え方を変えてしまう一面もあるように思う。
今度から、「ドラムを遊ぶ」ことにしてみよう。