モノボックスー俄然、音楽を聴くのが楽しくなった
先日のディスクユニオン巡りの時に、ビートルズのモノボックスを買った。
コロナの影響で、今現在はCDを買えるような状況ではない。
それでも出会ってしまった。
モノボックスは前々から欲しかった。
以前にも探したことはあったけど、ネットで見つかるものは高くて躊躇してしまって、買わずじまいになっていた。
「今でなくてもいいか」と先延ばしにしていた。
それに比べるとディスクユニオンで出会ったものはだいぶ安かった。
それに『星の海』のレコーディングを経てミックスの違いに興味が高まっている今こそ、モノラルとステレオのヴァージョンを聴き比べる時ではないか!とさえ思った。
そして、清水の舞台から飛び降りるつもりでモノボックスを買った。
早速、ファースト・アルバム『PLEASE PLEASE ME』を聴き比べてみる。
ざっくりとした印象だけど、ステレオは境界線をぼかした優しいタッチ、モノラルは境界線を強調した強いタッチで描かれているような感じかな、と思った。
ステレオは広がりと奥行きがある分遠くでなっている感じがあって、モノラルはひとつのかたまりとなって近くでダイレクトに響く。
そして、ミックスが違うと個別の音も違って聴こえてくる。
モノの方が、ギターの音が良いなぁ。
ドラムもモノで聴く方が良い音してるなぁ。
僕はそう思った。
俄然、音楽を聴くのが楽しくなった。