ヒトの身体への興味は深まるばかり
アレクサンダー・テクニーク。
ボディ・マッピング。
高岡英夫氏の身体論。
音楽の演奏にまつわる身体の話から、ヒトの身体への興味は益々深まるばかり。
僕らは普段、自分の動きにいかに無意識的か、ということに気づかされる。
いや、無意識なのは問題ないのかもしれない。
実際、動物の中で自分の動きに意識的になれるのはヒトだけだろう、たぶん。
けれど、自分の動きを向上させたいと願うのならば、「自分の身体への気づき」が大いに助けになってくれるように思われる。
それから、アプローチの角度が少し違うのだけど、最近読んでいる、遠藤秀紀著『人体 失敗の進化史』(光文社新書)がこれまた面白い。
動物の遺体の解剖を通じて紐解かれる、ヒトの身体に隠された「進化の歴史」は、大きな興奮を誘う。
ヒトの聴覚にとって大事な役割を担う耳小骨が、元々は顎関節だったなんて!
魚も爬虫類もヒトも、すべての身体は繋がっている、少なくとも脊椎動物の中では。
生物の進化ってすごい!
興味は尽きず、今日はこんな本を思わず購入した。