フレーズの裏付けとなる身体の動きこそ重要なのだ
基礎練習が楽しい。
ドラムの基礎練習が楽しい。
シングル、ダブル、フラム、パラディドルのスティックワーク。
スムーズにできない。
というよりスムーズかどうか以前の問題で、身体に染み込んでいない動きをゆっくりと身体に馴染ませていっているような段階だ。
以前は課題のフレーズができるようになりさえすればいいのだと思っていた。
でも、それでは実践で使える技術にはならない。
フレーズの裏付けとなる身体の動きこそ重要なのだ、と思うようになった。
身体に染みついた動きは、いざという時に無意識に出てくる。
そのためほ反復練習なのだ。
そう思うようになって、まだできない自分や、なかなか改善してくれない身体の動きをも楽しめるようになった。
過程にこそ真理がある。
フットワークの基礎練習も楽しい。
人は足よりも手の方が器用というか自由に動かしやすいので、ドラムを演奏する時も手の動き、それも特に利き手の動きに頼ってしまいやすい。
僕は右利きなので右手がリズムをリードするプレイになりがちだ。
けれど最近感じるのは、もっと重心を下げてリズムを作った方が良いリズムになるのではないか、右手に頼らず下半身からリズムを作れるようになりたい、というようなこと。
脚はなかなか思うようには動かない。
そんな脚のトレーニングをしながら、「これは脚に神経を通わすための練習なのだ」と考えることができれば、基礎練習も嫌でなくなってくるから不思議である。
神経を通わせて身体に染み込んでくればいい。
ふぅ。
それにしも、やっぱり。
道は長いよなぁ。