何度も聴く、別の人のヴァージョンでも聴く
同じ曲を何度も何度も聴くことによって、その曲をより深く聴くことができるようになる。
その曲を別の人がやっているヴァージョンで聴くのも良い。
今気に入っている曲に、ファッツ・ドミノ「Blue Monday」がある。
これは元々ジョージィ・フェイムのヴァージョンに合わせてドラムを練習していた。
三拍子系のリズムをこのテンポで演奏するのがいい練習になっていた。
ジョージィ・フェイムのヴァージョンを何度も聴いてきた後に、久しぶりに原曲であるファッツ・ドミノのヴァージョンを聴いたら、ドラムアレンジはそう大きく違わないのに、そこにあるニュアンスの違いに面白もんだなぁと思った。
同じことの中にある、違い。
その違いの中にこそ、それぞれのプレイヤーの個性が表れる。
それを言葉にするのは至難の技だけど、イメージとして感覚として自分の中に持っておくと心強い。
いざ演奏の場面で、ふとした瞬間に活かせることもあるからだ。
こういった聴き方も、音楽の楽しさのうちの一つだろう。