それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

つい口をついて

ともかく、次の一歩を踏み出してみる。

具体的な一歩を踏み出してみる。

音楽は、やはりまずは聴くことから。

いつまでも変わり映えしないようだけど、結局いつも、ここにたどり着いてしまう。

勉強のため?

ノー!ノー!音楽を聴くのは、まず何よりも楽しいから。

気持ちいいから。

そこに尽きる。

 

先日、JBことジェームズ・ブラウンのライヴ映像を観た。

 

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体幹」を強く感じるこの身体の動きは、どうなっているのだろう?

ショウの展開が急に変わったりするけど、どう合わせているの?なんでついていけるの?

どうしてドラムがこんな良い音で鳴るのだろう?

VOXのドラムセット?

いろんな疑問が浮かぶ。

そんなところから、最近よく、JBを聴く。

頻繁に聞いていると、その影響がついつい顔を出す。

バンドのスタジオで、いつもの曲の一部に、そこからのフレーズだったりなんなりが、つい口をついて出てしまうことがある。

流行りのお笑い芸人のフレーズを、会話の中でつい言ってしまうかのように。

 

さて、JB熱はまだ始まったばかり。

しばらく続きそう。

 

基礎ってなんだ?

基礎が大事だと言う。

音楽にとっての基礎ってなんだろう?

音感?

リズム感?

 

「では、基礎から始めましょう!」と言う。

ん?キソ?

基礎ってなんだ?

いや、「基礎」という言葉の定義の話をしているんじゃない。

この場合の基礎って、具体的にはなんのことなんだろう?

そういう話をしている。

「音楽の基礎から始めましょう」という時、では、具体的には何から始めたらいいのか?

考えれば考えるほど、分からなくなる。

 

楽器をもっと上手く弾けるようになりたい!

それは、音楽をやっているものならば、自然に出てくる欲求。

そして、腕をあげたいと思った時に、もう一度基礎から見直そうとするのも常套手段だろう。

けれど、その「基礎」がなんなのかを具体的に捉えられないと、一向に前に進めない。

 

旅にたとえてみよう。

目的地がある。

いろんなルートがある。

効率よく目的地に到着するルートもあれば、寄り道ばかりのルートもある。

どのルートをたどるのか?

正解はないような気がする。

自分の直感を信じて、ひとまず歩き始めてみることしかできない。

それが、今ひとまずの結論。

 

「キソ」がどこかに行ってしまったが、ともかく、まずは具体的な一歩を。

音楽は僕らに、何も与えてくれないのだろうか?

手元に、『音楽は何も与えてくれない』という本がある。(著者は津原泰水氏)

音楽にたずさわるものにとっては、刺激的なタイトルのこの本。

まだ読んでいないので内容は分からないけれど、あるいは逆説を用いて読者に強く問いかけているのかもしれない。

さて。

音楽は僕らに、何も与えてくれないのだろうか?

そうとも言えるし、そうじゃないとも言える。

と、僕は今のところ考える。

音楽は、単なる幻想?夢?

けれど、音楽は人の心を捉えて、世の中を大きく変えてしまうことだってある。

1950年代のロックンロールがそうだったように。

1960年代のソウルミュージックがそうだったように。

 

ブログを書くにあたって、しばらくそのスタンスに迷っていた。

迷いがあって、更新も滞った。

日々を綴る日記なのか?

好きな音楽を語るコラムなのか?

そして、バンド活動をゴールとする宣伝なのか?

それは、これからも迷うかもしれない。

それはそれで良しとする。

ひとまずの結論。

このブログは、「本と実践を通して音楽を考えるエッセイ」。

そこを目指したい。

今週末を経て

生きたグルーヴってなんだろう?

目標として立ててみたのはいいけれど、考えてみればみるほど分からなくなってきた。

そもそも、「生きている」ってどういうことなんだろう?

飲んで騒いで楽しいこともある。

コミュニケーションを通して人と深く心が通じ合えたと、ハッピーな時もある。

思い通りにいかなくて不満がたまることもある。

不測の事態、事故に巻き込まれて、辛く悲しい時もある。

日常のルーティンや予定調和から外れれば外れるほど、そういった感情が増幅する。

そして、ふとした時に気づく、ぽっかりと空いた、埋まらない「穴」。

僕らはその「穴」を埋めたくて音楽をやっているのだろうか?

より良く生きること。

いや、良いとか悪いとかではないだろう。

今自分にできることを精一杯やって生きていくことが、生きたグルーヴにつながっていくのかもしれないな。

今週末を経て考えたこと。

ともかく、生きたグルーヴってなんだろう?

やっぱり分からないままである。

いざ出陣!

今夜はいよいよ、Mr.ワリコメッツ久しぶりのライヴ。

下北沢THREEにて、『ブラストジャムス』というイベントに出演する。

『ブラストジャムス』への出演は何度目だろう?

僕の記憶によれば3度目ということになるけど、こういった類いの記憶力には自信がない。

忘れてしまうものは仕方がない。

 

久しぶりということで気合いが入る。

ここのところ抑制を効かせた演奏をしてきたので、今夜はそれを解放、爆発させたいと考えてきた。

えっ、爆発?

それはどんな状態?

今朝、改めて問い直す。

思うがまま、力任せにいってしまったら逆効果なような気がする。

爆発して得たいのは、野性味を感じるグルーヴ感と言っていいのか、「なんだか生きてる!」って感じのリズム。

それをバンドメンバーと協力して作り出せたなら!

そのためにはまず脱力なんだろうと思う。

 

そんなこんな。

今の心境。

さぁ、いざ出陣!

踊るための音楽

『頑張らないジャズの聴き方』という本に沿って、ジャズを聴き進めている。

ジャズという音楽をざっくりと把握するためには、やはりグループ分けというか、ジャンルによる分類のようなものを使うのが便利だ。

ニューオーリンズ・ジャズ。

スウィング。

ビバップ

ハード・バップ。

クール・ジャズ。

ざっくりと聴いてみて分かったこと。

それは、僕はやはり「踊るための音楽」が好きなんだなぁ、ということ。

ジャズであろうとなかろうと、「踊るための音楽」に魅了され、思わず反応してしまうのであった。

ジャズが聴きたい

ジャズが聴きたい。

けど、何から聴いていいのか分からない。

ジャズという広くて深い世界を目の前にすると、最初の一歩を踏み出すのに思わず躊躇してしまう。

そんな状態がもう何年も続いているような気がする。

 

最近、富澤えいち著『頑張らないジャズの聴き方』という本に出会った。

この本はまさに「ジャズを聴いてみたいけれど、どこから入ったらよいのかわからない」を解決する本。

読みながら、紹介されている曲を1曲ずつ聴きすすめている。

これ、曲単位で聴いていくというのがひとつのポイント。

アルバム単位ではなく。

アルバムだと1枚通すのに時間がかかってしまうからね。

「枯葉」を聴いて、ジョン・コルトレーンを聴いて、ピアノ・トリオを聴いて、とやっていくうちに、今度こそ本格的にジャズの世界にどっぷり浸かっていけそうな気がしてきた。

いや、勘違いかもしれないけれど。

 

そんなこんなで、ジャズを聴く日々。