昨日のライヴを振り返って
昨日のライヴを振り返って、こう考えた。
「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」
正確には、こう考えたというより、この言葉を思い出したと言った方がいいだろう。
けれど、考えた内容を表現するのに的確な一節だと、僕は感じている。
ドラムプレイに関して、「智」に向かうとしっかりした演奏はできるけれど勢いがなくなる。「情」に向かうと勢いが出るけれど雑で説得力のないプレイに堕してしまう。
そして、自分が正しいと思うことを通せば、時にメンバー間で齟齬が生じてしまうこともある。
いずれにせよ、ライヴで良い演奏をするには、一筋縄ではいかないことが多い。
そういうことだ。
けれど、難しいからこそ、面白い。
日々、学びの連続。
これからも続いていく毎日が、またさらに楽しみになっていく。
さて、次のライヴは、5/18(金)、新宿レッドクロスだ。
昨夜はスタジオ。調子が良い。
「うわー、身体の調子が良い!」
昨夜は、Mr.ワリコメッツのメンバー揃ってのスタジオだった。
今日のライヴに備えてガッツリ練習した。
最初の言葉は、その時に感じたこと。
もちろん、体調が良いとか、そういう話ではない。
身体がよく動くという意味だ。
一昨日、昨日の昼には、時間があったおかげで、2日連続で個人練習でスタジオに入った。
好きな曲を叩いて、たっぷり汗を流した。
その甲斐があったのだろうか?
とにかく、身体がよく動いてくれるので、昨夜は演奏していて気持ち良かった。
ただ、身体がよく動くことと、良い音楽が演奏できることとは、同義ではない。
自分の気持ち良さに心を奪われ、音楽全体のことをないがしろにしてしまう危険性だってあったりするのだ。
そこは気をつけていこう。
とにかく、今日はライヴだ!
しかも、上諏訪で!(非日常で味わう、非日常性 ー明日は、【SUWA ride on】ー - ひろやのブログ)
いざ、出陣!
非日常で味わう、非日常性 ー明日は、【SUWA ride on】ー
長野県・上諏訪にてまたまた全国各地よりロッキング大集結!!
前回にましてボリュームたっぷりなラインナップは必見!!
上諏訪DOORSを中心にCLUB ROCKHEARTS、焼き鳥&ブルース橙3店舗によるライブサーキット!!
SUWA RIDE ON!! vol.2(スワライドオン)|ライブ/コンサート/ツアーのチケット情報・販売・購入・予約|e+(イープラス)
いよいよ、明日は【SUWA ride on】という、サーキット・イベントに出演する。
去年から始まったこのイベント、Mr.ワリコメッツは去年に引き続き二度目の出演となる。
諏訪湖にほど近いロケーション、そして「諏訪五蔵」と呼ばれる酒蔵が集まった上諏訪の街を訪れることは、他地域の人にとっては非日常を味わう絶好の機会ではなかろうか?
そして、ライヴという非日常性(いや、むしろ日常だ!という人も中にはいるかもしれないが)を凝縮したサーキット・イベント。
非日常で味わう、非日常性。
年に一度のお祭り。
ちなみに、去年、京都伏見で「蔵ジャズ」なる、酒とジャズを融合させたイベントを体感した身にとっては、「上諏訪でもそれを!」と贅沢な望みの1つでも言ってみたくなったりもする。
まぁ、それはそれ。
お望みならば、自分なりに行動すればいいだけの話ではある。
ともかく、明日は【SUWA ride on】。
上諏訪の街で、会いしましょう!
練習方法を考える
「究極の鍛錬」とは、①上達のために必要な要素を認識し、限定し、改善していくように特別考案されたものであること。②何度も繰り返すことができること。③フィードバックが継続的にあること。④精神的にはとてもつらいこと。⑤しかも、あまり面白くないこと、だという。(ジョフ・コルヴァン著『究極の鍛錬』より)
今週末13日は、上諏訪で開催される【SUWA ride on】というサーキット・イベントに、Mr.ワリコメッツで出演する。
その準備も兼ねて、今日はスタジオに行って個人練習をしてきた。
とは言っても、ライヴでやるような曲を練習するのはわずかな時間。
ウォーミングアップみたいなものだ。
代わりにほとんどの時間を、iPhoneから流す曲に合わせてドラムを演奏するという、練習なのか遊びなのか分からないようなことに、費やす。
これはこれで良い練習だと、実は思っているけれど、先ほどの「究極の鍛錬」とは好対照をなす。
練習方法はこれで良いのか?
もっと良い練習はないのか?
先ほどの「究極の鍛錬」を見て、練習方法を考えるきっかけを与えられている。
たとえば、ここ数日取り上げている、グリーン・デイの「バスケット・ケース」も、今日は演奏してみた。
曲を何度か聴いてイメージはできていたから、なんとなくの流れでは演奏できる。
そして、曲に合わせて演奏してみると、これが実に楽しい。
「音楽をやってるんだぞ!」と単純に楽しい。
けれど、フレーズが細かくなるところは、同じように演奏することはできない。
そしてここは、何度も流れで演奏してみてもできるようになるとは思われない。
この部分だけを取り上げて、細かく分析して、理解できたら演奏をゆっくりから始めて、次第に元のテンポに戻す。
そのような作業が必要なのではないか?
とここまで書いて、こんなことを考えていたのか、と自分でも驚いている。
書くことは考えること、とはこういうことか。
なんだか支離滅裂な文章だけど、「練習方法を考えることは上達のためには大事な要素だ」という気づきを得たという話。
速さと強さを兼ね備えて
昨夜は、引き続きグリーン・デイを聴く。
曲を「バスケット・ケース」に絞って、何度か繰り返し聴いてみる。
検索していたら、いくつかカヴァーされているヴァージョンもあったので、それらも聴いてみる。
パフィーやアヴリル・ラヴィーンなど。
そして、グリーン・デイ本人たちによるライヴ・ヴァージョンを聴いたり、映像もいくつか観てみる。
昨日、グリーン・デイの曲はテンポが速いと書いた。
速いばかりではない。
速い上に、音の粒がクリア。
速さと強さを兼ね備えているようだ。
何度か聴いて、これを真似してみるのは簡単ではないな、と思った。
大事なのは、身体の使い方。
もうちょっと研究を重ねてみよう。
速く叩く!?グリーン・デイを聴いて。
ドラム・マガジンの「Memorial Archive Interview」というコーナーで、グリーン・デイのドラマー、トレ・クールのインタビュー記事を読む。
メモリアル・アーカイヴというくらいだから、これは昔のインタビュー記事で、なんと1997年のもの。
20年以上前か!
記事の中で次のアルバムについて言及していて、それは「『ニムロッド』というタイトルになる予定」だと言っている。
実際そのタイトルで発売されるのだけど、今こういう記事を読むことになるなんて、なんだか不思議な感じがする。
せっかくなので、久しぶりにグリーン・デイを聴いてみる。
まずは、『ドゥーキー』というアルバムをざっと。
流れで『インソムニアック』、『ニムロッド』を少しずつ。
そして、遡って、『カープランク』を少々。
『ドゥーキー』や『インソムニアック』あたりは当時結構聴いていたはずなんだけど、意外と全然覚えていない。
けれど、「バスケット・ケース」にはやはり懐かしさを覚える。
グリーン・デイを聴いていると、比較的テンポが速い。
僕は今、これをちゃんとコピーできるだろうか?
速く叩けりゃ良いってわけではないけれど、速く叩けるのならそれに越した事はない。
速さは憧れであり、武器にもなりうる。
速い球を投げるとか、速く走るとか、ある程度才能によって限界があり、鍛えて速くするのは難しかったりもするけど、訓練を積み重ねればより速く叩けるようになることは経験上可能だと理解している。
速いテンポでドラムを叩くことを目的に、グリーン・デイの曲でもコピーしてみようかな?
暗中模索。まずは聴くことから。
化けたい。
そんな想いから、手探り状態に入った。
まず手始めに、改めていろいろな音楽を聴くところから始めてみよう。
ソウライヴ『ターン・イット・アウト』。
ダン・ウィルソン『Re-Covered』。
いずれも、今読みかけのドラム・マガジンで紹介されていたアルバムだ。
「おぉ!このビートかっこいい」とか「このスネアの音良いなぁ」とかはあるけれど、どうやら今求めているものはここにはなさそうであった。
ちょっと前に聴いていたものから、久しぶりにいくつか。
何らかのヒントが、ここにはある。
けれど、それはまだはっきりしない。
ドラマーに焦点を絞って聴いてみよう。
今日は、ジーン・クルーパ。
ベニー・グッドマン『ライヴ・アット・カーネギー・ホール・コンサート 1938』。
時たま表に出てくるドラム・フレーズが、非常に激しい。
面白い。
音楽は、まず聴くことから。
人とのコミュニケーションは、人の話を聞くことが大事なのと同じだ。
今はまだ手探り状態。
暗中模索。
あちこち体をぶつけながらでいい。
とにかく、前に進んでいこう。