それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

ライヴ当日の一風景〜リハーサル後に〜

今日は、東高円寺UFO CLUBにて、Mr.ワリコメッツのライヴ。

16:25から僕らのリハーサルで、一般的に入り時間はその30分前に設定されていることが多い。

今回もそうだった。

ということは15:55にはライヴハウスに入らなければならないのだけど、実際にライヴハウスに到着したのは16時を10分くらい回ってからだった。

うーむ。

遅刻。

様々な手続きはバンドメンバーがやってくれていたので、着いて早々、リハーサル開始という感じであった。

そして、リハーサル。

曲を演奏しながら、自分たちの楽器の音やモニターの返しの音などを確認していく。

順調にリハーサルは進み、無事終了。

これから出番の時間までは待ち時間であり、場合によっては自由な空き時間でもある。

だいぶ時間はあるけれど、イベント全体の雰囲気は感じたいし、対バンのライヴも観ておきたいので、イベントの開演時間にはライヴハウスに戻る。

だから、それほど多くの時間があるわけではない。

その間にご飯を食べたり、コーヒーを飲んだり。

 

そんなライヴ当日の一風景。

今日はたまたまリハーサル後にブログを書いているので、このような日常風景の断片を書いてみた。

対バンのどろだるまがリハーサル中の、東高円寺UFO CLUBにて。

 

では、今日も、良き夜を!

お知らせ

あれは何年前だったでしょうか?

僕がMr.ワリコメッツに加入して初めての音源、『丘に暮らせば』というアルバムが完成して初めて行くツアーでした。

まずは京都のシルバーウィングスに行き、1日空いて大阪の難波メレという日程。

その時に、今も仲良くさせてもらっているGIRLS GO-YLEやモンスターロシモフと知り合ったのでした。

そして実は、その難波メレで対バンしたバンドのひとつに、ブリュッセルグリフォンもいました。

その後Mr.ワリコメッツはちょいちょい関西に行くようになって、対バンこそはなかったのですが、会場でブリュッセルグリフォンの水野くんや、今はもうバンドを辞めてしまったナンシーくんらと顔を合わせる機会が何度かありました。

 

月日が経ち、今年8月13日。

京都拾得でのMr.ワリコメッツ、ワンマンライヴ。

そこに水野くんもナンシーくんも来てくれて、その時水野くんに、ブリュッセルグリフォン主催のイベントを東京でもやるから、Mr.ワリコメッツにも出てほしいという要請がありました。

そして明日。

いよいよそのイベントの日がやってくる!

タイトルは!

 

ブリュッセルグリフォン

〜新メンバーと新体制で新企画スタート記念[東京編]〜

「第二回  志ロックの会」

 

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共演は、ワリコメッツとは京都を始め東京以外の地での共演も多い、茨城の「どろだるま」。

都内で対バンは初かも?今年4月の十三ファンダンゴぶり、東京の「110番」。

それに大阪のブリュッセルグリフォンに、青森発東京経由とも言われる(笑)僕たち、Mr.ワリコメッツ。

なかなかバラエティー豊かで面白そうなイベントです。

ご都合よろしい方は、是非遊びにいらして下さい!

きっと楽しい夜になることでしょう。

ご予約は、こちらSchedule | Mr.ワリコメッツ 公式サイトから!

 

Mr.ワリコメッツにとっては、ワンマン前最後のライヴ。

ワンマンライヴももちろん一度きりのライヴですが、ワンマン前最後のライヴも今回一度きりです。

もうね、爆発します!!!

 

よろしくお願いします!

偶然の再会ーザ・バンドにまつわる思い出ー

今、とても興奮している。

どこから話し始めようか。

 

もう10年以上前の話になるが、僕らはザ・バンドが好きだった。

いや、ザ・バンドは今でも好きなのだけど。

それはともかく、ここで「僕ら」というのは、当時やっていたTHE JACK CAYというバンドのこと。

メンバー全員が、ザ・バンドを好きで、リスペクトもしていた。

 

ザ・バンドというのは、1960〜70年代に活躍した、アメリカのバンド。

いや、アメリカのバンドと言っていいものか?

メンバー5人のうち4人はカナダ人だが、アメリカの古き良き時代の、南部フィーリングたっぷりの音楽を演奏した。

原型はロジャー・ホーキンスという人のバックバンド、ザ・ホークス。

ギター、ベース、ドラムの基本形に、鍵盤が2人もいるのが特徴的。

時と場合によっては楽器を入れ替わったり、サックスやマンドリンを演奏するメンバーもいた。

特定のボーカリストを置いていないのも特徴で、主にドラムのリヴォン・ヘルム、ベースのリック・ダンコ、ピアノのリチャード・マニュエルの3人が代わる代わるボーカルをとった。

 

そのザ・バンドボブ・ディランのバックを務めることもあって、特に印象深いエピソードは、彼らは一時期、ニューヨーク郊外のウッドストックにある一軒家に共同で住み、当時療養中で表舞台には顔を出していなかったボブ・ディランとセッションを繰り返していた。

その成果は、『ザ・ベースメント・テープス』で聴くことができる。

また、彼らが共同生活をしてセッションも繰り広げた家は「ビッグ・ピンク」と呼ばれ、ザ・バンドのデビューアルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』にも繋がっていく。

 

前置きが長くなったが、そんなザ・バンドが大好きであったTHE JACK CAYにひとつの大きな出会いがあった。

それは、DIXIE PORKというバンドとの出会い。

どこでどう出会ったのかはもう忘れてしまったが、近づきになったきっかけは、ザ・バンドが大好きであるということ。

しかもDIXIE PORKは、かなり筋金入りであった。

まず、メンバーはギター、ベース、ドラムに鍵盤が2人、ザ・バンドと全く同じ編成だった(知り合ってすぐ、彼らはメンバーが1人抜けて4人になってしまうのだが)

さらに彼らは、狭山にある一軒家を借りて共同で住み、キッチン・ダイニングに楽器やアンプを持ち込んで、そこをスタジオ替わりにしていた。

そう!これは「ビッグ・ピンク」と全く同じ構図。

ザ・バンドに憧れて、そこまでしてしまう姿勢に脱帽した。

僕らは完全に彼らの虜になってしまった。

僕らは彼らと仲良くなり、僕ら主催のイベントにも出てもらったし、彼らの家に遊びに行って、お酒を飲みながらセッションもした。

キッチンのスタジオで!

それは本当に素晴らしい時間だった。

 

さて、なぜ今急にそんな話をするのかというと、つい先ほど、そのDIXIE PORKのメンバーのうちの1人と街中で偶然再会したから。

僕は初め全く気づかなかったのだけど、彼の方から声をかけてくれた。

「JACK CAYの?僕はDIXIE PORKの…」という会話で頭が一瞬混乱して、しばらくしてようやく、パズルの断片が一つの像を結び始めるように、記憶の断片が繋がっていった。

僕はつい興奮して、声を荒げて「うわー!」と唸ってしまった。

10年以上ぶりの再会がこんな形であるなんて!

11/4の記事、ハガキが人と人とを繋ぐ〜高槻ライヴ〜 - ひろやのブログで書いたように、先日の高槻での再会もあったりして、最近、このようなことが重なっている。

今、そういう星回りなのだろうか?

人生は、驚きに満ちている。

音楽やっていて良かったなぁ、と思う瞬間である。

 

最後に、その頃のフライヤーか何か、関連する画像がないかネットを探してみたけど、見つからなかった。

下北沢ガレージで主催したイベントの、スケジュールだけが出てきた。

あの時、ズクナシにも出てもらったんだったなぁ。。

 

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日々、鍛錬。道は長く、奥が深いのだ。

昨夜から今日にかけて、しばらくライヴでやっていない曲の復習をする。

ステジオに個人練習で入って。

あるいは家でメトロノームを聴きながら、イメージの中で。

ライヴで頻繁にやっている曲と、たまにやる曲と、めったにやらない曲がある。

知らない曲をやるわけではないのだから全く慣れていないということはないのだけど、それでもやり慣れた曲とやり慣れていない曲とでは、身体への染み込み方が違う。

身体に深く染み込んでいる曲の方が良いノリで演奏しやすいし、余裕があるからその場の状況や気分で「遊び」のプレイを入れやすくなる。

理想を言えばどんな場面でどんな曲を演奏しても、自由にプレイができて良いノリも出せればいいのだけど、芸事の道は長く奥が深い。

日々、鍛錬。

鍛錬と書いて、ふとこんな言葉を思い出した。

「 千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。能々吟味有るべきもの也。」

剣豪、宮本武蔵の言葉だ。

 

まだまだ修行が足りない。

もっとドラムがうまくなりたいなぁ。

ワンマンまであと二週間の夜ースランキーサイドワンマンからグリーンアップルへー

ワンマンライヴのちょうど二週間前にあたる昨日。

フライヤー配布も兼ねて、スランキーサイド先輩のワンマンライヴを観に、新宿レッドクロスに遊びに行ってきた。

スランキーサイドとはそのレッドクロスで何度か対バンさせていただいたり、大阪の十三ファンダンゴでご一緒させていただいたりした縁。

最後にご一緒したのがファンダンゴで2年前だったから、かなり久しぶりに観るライヴだ。

ワンマンライヴの構想を練るのに、よそのバンドのワンマンライヴを観るのは良いヒントになる。

良いインスピレーションを得られて大満足。

それにしてもナベジさんのギター、ホントカッコ良いなぁ。

リズム隊の安定感も羨ましい。

頑張ろう。

 

バンドメンバーとライヴハウスのスタッフ以外には誰も知人のいない会場だったけど、フライヤーを配っていると「頑張って下さい!」と声をかけてくれたり、「ワンマンライヴをやるとなると、会場費って大変なんでしょう?」と話し相手になってくれたりと、人の温かみを感じてありがたいなぁと思う。

しまいには、スランキーサイドと対バンさせていただいたこともあるのだから不思議ではないのかもしれないけれど、「ワリコメッツ?知ってる!めっちゃ好き!面白いよねー!」という方もいて、本当に嬉しいかぎり。

「人とはどこでどう繋がるか分かったものではないなー。縁って不思議だなー。」と思った。

普段の一本一本のライヴがいかに大切か、というようなことも実感した夜だった。

 

その後は、高円寺にあるグリーンアップルというお店にハシゴして、ワンマンライヴのフライヤーを置かせてもらった。

グリーンアップルは以前、別のバンドで主催イベントを定期的にやらせていただいてた関係で、気楽に受け入れてくれる心落ち着く場所。

そしてグリーンアップルに足を運ぶと、やはり何かイベントをやりたいなぁ、といつも思わされる。

売れる売れないとかは関係ない、純粋に音楽を楽しみ、音楽文化を発展させられるような場を作りたいという願望はあるのだけど、それをどうやったらいいかは、まだ見つけられないでいる。

 

そんなこんなで、Mr.ワリコメッツのワンマンライヴまで、あと13日。

いよいよ迫ってきた!と、緊張感と高揚感がごちゃ混ぜになったような感情を、今抱いている。

ワンマンライヴ自体はもう4度目だし、それなりのワンマンにはできる自信はある。

けれど、今回はそれなりではダメだと思う。

今後の展開のためにも、最高のワンマンにしなければならないのだ。

そのためにはより多くの協力が必要。

もう何度か書いているが、ワリコメッツのワンマンまでの道に積極的に参加していただける仲間を強く求めている。

音楽には、やはり、夢がある。

一緒に夢を見ようではないか。

 

今日はなんだか、おしゃべりが過ぎた。

音楽への想いを胸に、この辺でペンを置くとしよう。

 

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小休止ー好きなことをゆっくりー

しばらくライヴが続いたり、その他もろもろバタバタと忙しかったのだけど、今日は小休止。

朝からガッツリと音楽を聴く。

ゲスの極み乙女。から始まって、スペシャルズ、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、グレイトフル・デッド、スペンサー・デイヴィス・グループ、スペンサー・ウィギンズ、ドクター・フィールグッドなどなど、脈絡もなくたどっていく。

最近聴いて気に入った曲は、Spotifyなどを使って一度リストに放り込み、もう一度聴きやすいように管理している。

その、リストに放り込んでおいた曲たちの回収作業をしたような感じだろうか。

ともかく、何事にも邪魔されることなく、ただただ純粋に音楽を聴く時間というのは必要で、そこからの刺激が次への活力に(知らず知らずのうちに)なっていく。

 

本を読んだり、音楽を聴いたり。

いつもと変わらないことだけど、それら大好きなことをするのに、今日はゆっくり時間を使おう。

生ビールの美味しいライヴハウス

生ビールの美味しいライヴハウスは最高だ。

昨夜ライヴをした、吉祥寺にあるブラック&ブルーというお店はそんなライヴハウスのうちの一つ。

ジョッキで生ビールを出してくれるというだけでライヴハウスの中では一歩抜きん出た存在であるのに、ブラック&ブルーの生ビールはキンキンに冷やしたジョッキで出してくれる。

ビールだけに限らずの話だけど、ブラック&ブルーには飲食店としての気概を感じる。

もちろん、音に対する真摯な姿勢もあり、ライヴハウスとしての気概もある。

要するに、中途半端な仕事はしないお店なんだと思う。

 

そんなこんなが結実してか、ブラック&ブルーは実に親密な空間となっている。

気取らず、知らない人とでも一気に仲良くなれる場の雰囲気がある。

なんだか、不思議なライヴハウスだ。

また行きたくなるお店。

それは一杯の生ビールから始まる物語。

 

いやー、実に良い夜だった。

縁あって昨日お話しさせていただいた方々にも、感謝したい。

ありがとう!