ひろやのブログ

バンド活動、音楽のこと、本のことなどを通して、日々考えたことの記録

ある意味、実験 ー次のライヴが待ち遠しい ー

昨夜は、Mr.ワリコメッツのメンバー全員揃ってのスタジオ入り。

メンバーみんな納得いってなかった曲のアレンジを見直したり、次のライヴのセットリストを組んで流れで演奏してみたりなどした。

実は19日にもスタジオに入ったばかりで、短い間隔でまたメンバーと顔を合わせたわけだけど、やっぱりバンドで音を出すのはとても楽しい。

音楽の魔力。

バンドの魔力。

 

一昨日のブログに、左右逆転させてのイメージトレーニングのようなことを書いた。

思考実験をしてみるー 左右逆転させて ー - ひろやのブログ

最近、この作業にハマっている。

普段僕は、ライヴで演るような曲を何度も練習することはあまりしない。

今さら練習しようとしても、なかなかモチベーションも保てない。

けれど、左右逆転させると話は別だ。

ドラムのセッティングを左右逆転させると、普通は全然演奏できない。

いや、演奏にすらなってない。

それは頭の中でイメージするだけでもそう。

だから、左右逆転させるとなると、必然的になれた曲を思い浮かべてイメージトレーニングをするしかない。

それでさえ、ちっともうまくいかないのだけど。

そして、今までほとんど無意識で演奏していたものを、もう一度意識にあげて、解体し、ゆっくりと構築し直す。

右手で演奏していたフレーズを左手に置き換えて。

左手で演奏していたフレーズを右手に置き換えて。

さらに、右脚を左脚に。

左脚を右脚に。

そうする過程が、無意識に行なっていた身体の動きをもう一度深く見つめなおすことに繋がっているような気がする。

これをもう一度元に戻して、実際にドラムセットで演奏してみると、今まで演奏していたものが違って見えてくるから不思議だ。

 

この過程が、実際の演奏にどう影響してくるのか、実際には分からない。

劇的な変化があるかもしれないし、何も変わらないかもしれない。

これはある意味、実験だ。

さて、次のライヴが待ち遠しい。

 

 

4/25(水)新宿レッドクロス
【TOP GEAR SHOW!!】
op / st 18:30 / 19:00
前売 / 当日 ¥2.300 / ¥2.800 ドリンク代別¥600

BAZRA
イヌガヨ
Mr.ワリコメッツ

娯楽以上の何か

ジョッシュ・ウェイツキン著『習得への情熱ーチェスから武術へー』という本を読んでいる。

チェスの「神童」、そして卓越した武術家となった著者が“The Art of Learning”(これはこの本の原題でもある)=習得の技法を語った本である。

著者によると、「インスピレーションを得るための公式や型紙は存在しない。だけど、それを得る自分なりの方法。発見するために辿るべきプロセスならある」という。

どんなジャンル、分野であるかに関わらず、効果的な学習法があり、それを著者の経験したチェスと武術の視点から解き明かされていく。

とても興味深く、刺激的な本。

もちろん、音楽の分野、ドラムの修練にも応用できる話であろう。

余談だが、『ボビー・フィッシャーを探して』という映画は、この著者についての映画だという。

今度観てみよう。

 

僕にとって、音楽は単なる娯楽ではない。

今、それを言葉でうまく言い表すことはできないのだけど、「娯楽以上の何か」であることは間違いない。

音楽に向き合う姿勢を、そしてそのプロセスを見せること、見てもらうことによって、その「娯楽以上の何か」を感じてもらうことができたなら、これほど嬉しいことはない。

僕らの音楽を共有していただいている皆さんにとっても、音楽が単なる娯楽にとどまらず、「娯楽以上の何か」になることを、僕は強く望んでいる。

思考実験をしてみるー 左右逆転させて ー

頭の中で思考実験をしてみる。

まずは目の前にバスドラムを1つ起き、フットペダルをセッティングする。

そして、ドラムスローンの高さを調節し、バスドラムの前に座る。

そして、フットペダルに脚を乗せるわけだが、ここではいつもと違って、左脚を乗せてみる。

それから、座って右側にハイハットをセッティングし、バスドラムハイハットの間にスネアをスタンドを起き、その上にスネアを乗せる。

そして、ビートを叩いてみる。

頭の中で。

ここではひとまず、俗に言うエイトビートというものを叩いてみよう。

左手でハイハットを刻み、右手でスネアを叩く。

バスドラムは左脚。

言葉で説明するとややこしいが、これはつまり左利き用のセッティングだ。

これがなかなかうまくいかない。

なんてことのないエイトビートが、ぎこちない演奏になってしまう。

繰り返し言うが、これは頭の中、イメージの世界でのこと。

 

うーむ。

もうちょっと思考実験を続けてみよう。

座って左側にフロアタムをセッティングし、バスドラムの右手上方にタムをセッティングする。

タムのサイズは12インチということにしておこう。

タムとハイハットの間の上方にはクラッシュシンバルをセッティングし、座って左側上方にはライドシンバルもセッティングしよう。

これは、僕の普段のセッティングを、ちょうど左右対称に逆転させた形だ。

よし、これで準備万端!

よくライヴでやるような、慣れた曲を演奏してみよう。

ここでは、Mr.ワリコメッツの名曲、「ロマンロラン」を演ってみることにする。

ドラムのピックアップ的なフレーズから曲が始まり、イントロのビートを刻み始める。

だが、これが全然うまくいかない。

ビートはデコボコ、フィルインのフレーズはヨレヨレ。

仕方ないから、テンポを落とす。

それで少しはマシになったけど、それでもぎこちない演奏が続く。

 

何度も言うが、これは頭の中での出来事。

思考実験。

左右逆転させて演奏することは、こんなにも難しいことである。

実際にやってみたら、もっとできないだろう。

これはあくまでも思考実験。

でも、なかなかに面白い遊びであった。

音楽の正しい聴き方?ホンモノの音楽?ー ベートーベンをぶっとばせ ー

渡辺裕著『聴衆の誕生』(中公文庫)を読み終えた。

19世紀に起こった、「近代的聴取の成立」。

バッハ、モーツァルト、ベートーベン。

クラシックに代表される、「集中的聴取」という思想。

それは、音楽作品を、その構造や作品の裏に隠された「精神性」までをも含め、統一的に理解すること。

それが「音楽の正しい聴き方」であって、それ以外の聴き方は邪道とされる。

そこでは、この集中的聴取に耐えうる巨匠の芸術作品こそが「ホンモノの音楽」であって、それ以外の娯楽的な音楽などは偽物の、取るに足らない音楽とされる。

ベートーベンと、「ベートーベンをぶっとばせ(Rol Over Beethoven)」。

高級音楽と低俗音楽。

真面目な音楽と娯楽的な音楽。

そうした考え方は18世紀にはなかったもので、19世紀のヨーロッパ(とそれに影響された文化圏)のみで発生・伝播した、むしろローカルなもの。

そして、20世紀には再びそれらが崩壊していく様が、この本では描かれる。

マーラー、サティ。

ミニマル・ミュージック環境音楽

偶発的に生じたもの、路上観察学的感性。

「真面目な音楽」では誤りとされてしまうミスが、むしろ「差異」と楽しまれる文化。

ここに至ってはもはや、「集中的聴取」では必要とされていた、「作品」の「表現」を「解釈」する必要すらなく、むしろ「解釈」は拒まれ、全く必要のないものとなる。

 

こうしたことは、この本の中では伝統的なクラシックとそれ以外の音楽との対比で描かれるが、いわゆる「低俗的」で「娯楽」とされるポピュラー・ミュージックの中でも起こっていることのように、僕には思われる。

ライヴこそ「ホンモノの音楽」?

レコードとデジタル?

高度に練られ作られた音楽と、手軽に作られた音楽?

あるいは、もっと単純にうまい演奏とヘタな演奏?

 

ひとまず、ここに答えはない。

けれど、妙にリアルで興味深い内容であった。

右往左往、そんな日もある

何か大きなことにチャレンジをしようとしてその目標に対峙すると、その目標が大きすぎてどこから手をつけていいのか分からなくなることがある。

ゴールがあまりに遠くに見えると、少しでも早くゴールにたどり着きたいと思うあまり、どの道が1番効率がいいのかと迷ってしまい、初めの一歩がなかなか踏み出せなくなったりする。

もしかしたら、今はそんな状態に陥っているのかもしれない。

なんだか、スタート地点でオロオロしているような自分の姿が見える。

右に行ったり、左に行ったり。

上に行ったり、下に行ったり。

そして、何も進んでいないことに気づく。

 

よく言われるように、目標を区切るというか、もうちょっと近くて目に見える道標を立てる必要性を感じた、今日一日の流れ。

右往左往。

そんな日も、ある。

ここら辺で、一度整理をー Mr.ワリコメッツ、ライヴスケジュール ー

日々新しい情報に触れイメージを獲得していくのは大事なことだし、楽しいことではあるのだけど、そればかりだと頭の中は混乱するばかりで、今どこにいて、これからどこに向かおうとしているのか分からなくなってしまうことがある。

最近の流れの中で、今はそのような状態にあるのかもしれない。

ここら辺でちょっと一度頭の中を整理しておきたいと思い、Mr.ワリコメッツのライヴスケジュールをまとめておこうと思う。

 

まずは直近のスケジュール。

次回のライヴから。

 

◼︎4/25(水)新宿レッドクロス
【TOP GEAR SHOW!!】
op / st 18:30 / 19:00
前売 / 当日 ¥2.300 / ¥2.800(ドリンク代別¥600)

BAZRA
イヌガヨ
Mr.ワリコメッツ
ジギジギボーイズ

 

◼︎4/28(土)は、東高円寺UFO CLUBで、ポップコーンズのレコ発、ツーマンライヴ。

f:id:hiroya_drummer:20180418164324j:image

 

続いて5月。

◼︎5月5日(土)
神田THE SHOJIMAIU
The sham
東行
Mr.ワリコメッツ
バミリ
open 18:30 / start 19:00
charge ¥2500+1drink

 

◼︎5/13(日)は、長野県上諏訪へ。

f:id:hiroya_drummer:20180418165247j:image

 

◼︎5/18(金)新宿レッドクロス。

 

◼︎5/30(水)は、京都磔磔で盟友、モンスターロシモフとのツーマン。

 

◼︎5/31(木)大阪・十三ファンダンゴ

 

◼︎6/16(土)大阪・難波メレ。

f:id:hiroya_drummer:20180418165446j:image

 

◼︎6/17(日)名古屋・大須OYS。

 

◼︎6/18(月)京都磔磔

 

◼︎6/23(土)新宿レッドクロス。

 

◼︎7/1(日)荻窪ドクター?

 

 ◼︎7/13(金)京都磔磔ワンマン

 

◼︎7/14(土)名古屋・大須OYS

 

◼︎7/15(日)新宿レッドクロス

 

こうして並べてみると、意外とライヴ本数は少ないような気もする。

特に、東京では。

 

もっともっと、良いライヴを!

 

土台作り、まずはここから

7/13(金)京都磔磔ワンマン。

7/15(日)新宿紅布ワンマン。

そして、その中日7/14(土)名古屋・大須OYSでのイベント出演。

目下、今1番の目標地点は、このツアーである。

f:id:hiroya_drummer:20180417164514j:image

 

昨日、このツアーまで3ヶ月を切ったと書いたが、改めて考えると既にあまり時間がなくなってきたなぁ、と焦ってきた。

ワンマン2本を含む3デイズのツアーを思いきって組んだからには、今まで到達し得なかった高みに登りたいと思う。

今まで見ることのできなかった景色を見たいと思う。

お客さんにも、今まで見ることのなかった世界を見てもらいたいと思う。

今ここへ来て、もう一度自分の、そして自分たちの基本に立ち返り、しっかりと土台を築いた上で、新しく魅惑的な造形物を作り上げたいと思う。

 

僕はどうして音楽に、どうしようもなく惹かれてしまうのか?

そして、どうして音楽を、ドラムを、誰に頼まれるのでもなくやり続けてしまうのか?

昨夜は、そんなことに考えを巡らす。

踊りたくなってしまう、そして踊れるリズム?

思わず興奮してしまうサウンド?

一緒に歌いたくなったり、叫んでしまいたくなるような歌?

そしてそれらは、ロックンロールと言いあらわされるような音楽に集約されているのではなかったか?

改めての土台作りは、まだ始まったばかり。

考え、研究し、実践していく。

まずは、ここから。