歌詞を聴くのが苦手!?
歌詞を聴くのが苦手だ。
音楽が鳴っている中で、歌詞を聴くのが苦手だ。
苦手と言っても、嫌いという訳ではない。
音楽の中で何が起こっているのかを把握すると同時に、歌詞の意味を捉えるのが僕にとっては難しいということだ。
脳の中で、音楽を聴く機能と歌詞を聴く機能が両立できないということなのかもしれない。
いや、そもそも「詩」というものが苦手なのかもしれない。
本を読むのは好きだが、詩を読むことはなかなか好きになれなかった。
そんなだから僕は、音楽の中で「歌」を楽器の一部として聴いてしまう傾向があるように思う。
だから、たとえば英語の「歌」など意味が分からない曲も、初めからすんなり聴けたのかもしれない。
「歌」が入っていない曲も、「歌」が入っている曲と同じように好きになれたりする。
ここ最近、その傾向が少しずつ変わってきたような気がする。
「歌」の中の詩の世界を捉えたいと思うようになってきている。
どんな心境の変化なのか?
自分でもよく分からない。
歌詞に限らず、「詩」というものになぜか急に興味を持つようになった。
純粋に「言葉」に対する興味なのかもしれない。
そして、日本語に対する興味なのかもしれない。
「歌は世につれ 世は歌につれ」。
それでもまだ、歌詞を聴くのは得意とは言えない。
いや、まだまだ苦手だ。
けれど、この興味は、じっくり育てていきたいと思う、今日この頃。