言語獲得と音楽習得との類似性について考えながら。あと6日。
広瀬友紀著『ちいさい言語学者の冒険』を読む。
言葉獲得の過程を、身近にいる子どもが言葉を覚えていく様子を観察することによって描き出していく。
子どもは、必ずしも大人が喋る言葉をそのまま真似るわけではない。
大人が話す言葉の裏にある法則性を見つけ出し、自分なりに一般化して使ってみせる。
そこでは、法則性に則っているのに、日本語としては間違っているということが起こりうるというから不思議だ。
そして、子どもの間違っている日本語から、言語に対する深い洞察が導き出されたりする。
また、子どもは、間違いを指摘されて正しい言葉を教えられても、直ちに修正したりしない。
できない。
反発からとか、そういう単純な話ではない。
とにかく、自分で試して、見つけて、そうして正しい日本語を覚えていく。
これは、音楽を習得していく過程でも同じことが言えるような気がする。
人に教えられて直すことには、大して意味がない。
発見のヒントにはなるかもしれない。
けれど最終的には、自分なりに試して、自分なりに答えを見つけていくことが必要なのだと思う。
そうした過程を経なければ、音楽は身につかない。
自分なりに答えを探して見つけてこそ、それが自分の音楽として身についていく。
そんなことを考えながら、Mr.ワリコメッツのワンマンライヴが近づいてくる日々。
準備は順調。
磔磔ワンマンまで、あと6日。
7/13(金) 京都磔磔ワンマン
7/14(土) 名古屋・大須OYSスリーマンイベント
7/15(日) 新宿紅布ワンマン