それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

ポールらの参加したヴァーチャル・セッションを観て

とあるイベントの一環として、ポール・マッカートニーエルヴィス・コステロデイヴ・グロールら豪華面子によるヴァーチャル・セッションが行われたという。

 

ポール・マッカートニー、エルヴィス・コステロ、デイヴ・グロールらがヴァーチャル・セッションで「聖者の行進」披露 ポールはトランペット演奏 - amass

 

映像が公開されているので早速観てみる。

 

https://youtu.be/Nt_UzHHKEZM

 

ポール・マッカートニーの掛け声で動画が始まる。

そして、ドラムとタンバリンのリズムに導かれるようにして音楽も始まり、ポールのトランペットでいざ本番へ!と流れていく。

曲は「聖者の行進」。

ニューオーリンズを代表するソウル・シンガー、アーマ・トーマスが歌い出す。

ここまで観て、もうたまらない気持ちになる。

大好きなアーマ・トーマスの現在の姿を拝めるなんて!

しかも歌付きである。

ところで、アーマ・トーマスと聞くと、いつもボ・ガンボスのライヴ盤でのMCを思い出す。

ニューオーリンズにアーマ・トーマスという人がいまして」と始まる感動的なMC。

話がそれたので元に戻すと、このヴァーチャル・セッションはなんとも楽しい動画だ。

他にも、ポールのトランペットを吹く姿も嬉しいし、淡々とタンバリンを振るデイヴ・グロールには「なんて贅沢なんだ!」と思いつつ微笑ましくなった。

途中、ポール・マッカートニーも歌うのだけど、「あれっ、こんな声してたっけなぁ」なんて思ったりもした。

 

それにしても、世はやはりリモートの時代。

こんなところにもリモートワークが取り入れられている。

集まらなくてもできる仕事は極力リモートへ。

それで仕事の質が落ちるのでなければ、その方が効率が良いし、余計な移動時間もかからないし、スケジュール調整もしやすいしで、より充実した作品や、より豊かな暮らしにつながっていくだろう。

それは音楽の世界でもそうなのだなぁ、集まるのが当たり前であった「バンド演奏」でもそうなのだなぁ、と改めて思わされた。

そもそも「バンド」って「集団」を意味する。

もちろん、一箇所に集まらなければできないこともある。

そこは状況に応じて、臨機応変にしていけばいい。

リモートの可能性は今後もどんどん広がっていくだろう。

 

いろんな意味で心踊る動画であった。