それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

長く助走を取った方が、、、

「ながくじょそ〜をとったほーがより とおくにとーべるってきいた〜」

そんな歌があったなぁ、とふと思い出す。

より遠くに飛ぶために、長く助走を取る。

その是非はともかく、今はその助走を取る絶好の機会であることは間違いない。

ライヴもない。

仕事もない。

先行きも不透明だから今は身動きの取りようがない。

そもそも、外出を控えなければならないのだし(正確には、人との接触を控えることが大事なことだと思うが)。

 

助走か。

あれこれと考えを巡らす。

 

ドラムプレイに関して言えば、今までの自分のプレイを一度忘れてリセットするのがいいかもしれない。

少なくとも、1ヶ月はライヴがない。

あるいは数ヶ月できないこともあるかもしれない。

これは練習も含めてすべての演奏活動をストップするチャンスではないか。

こう思ったのにはワケがある。

こんな文章を目にしたからだ。

ノリを学ぶためには、まず、1年ばかり自身が演奏することをやめ(最低でも1カ月〜3カ月!)、例えば、ひたすらジミー・スミスの演奏を1億回くらい、(中略)、ひたすら集中して聴き、夢に出て来るまでにします。その段階を終えたら、今度は瞑想状態からジミーの演奏を頭の中で再現できるまで、イメージ・トレーニングします。頭の中で、何とか、おぼろげながらも再現できるようになったら、いよいよ、楽器を取り出し練習します。(友寄隆哉著『日本人のためのリズム感トレーニング理論』 p424)

自分の演奏の癖を一度忘れて、リセットする。
そして、憧れのドラマーのグルーヴを新たに注入する。
全く練習をしないなんて我慢できるかどうか分からないけれど、試してみる価値はありそうだ。
より遠くに飛ぶために。