慣れた場所は心地よいか?
慣れた場所に行くのは心地よいか?
それとも、どうも気乗りがしないものか?
もちろんその答えは、その時の心境によって変わってくるだろう。
今僕は、どうも後者のモードにいるようだ。
たとえば、ライヴハウス。
行き慣れたライヴハウスに行くよりも、しばらく行っていないか、初めてのところに行きたいと思う。
行けば馴染みの人に会えるライヴに行くより、知人の誰もいないようなライヴに行って、優れた演奏と一対一で向き合いたいと思う。
よく知っている音楽を聴くより、今まで縁のなかった音楽を聴きたいと思う。
だから、たとえば『ドラム・マガジン』のような雑誌を読むのが、今楽しみな時間。
聴いたことのない音源がたくさん紹介されている。
触ったことの楽器がたくさん紹介されている。
現状から、そして現状の延長線上から早く抜け出したいと、心が騒いでいるようだ。