それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

バンドはやはり、「人」に結びつく!?

一昨日の夜、ラモーンズについてのドキュメンタリー映画『END OF THE CENTURY』をDVDで観る。

バンドメンバーやその他関係者のインタビューを中心に組み立てられた、伝記的なドキュメントだ。

ラモーンズの経歴は既に『ラモーンズ・ファイル』を読んでいたので、それと重複する内容を多く含んでいて、「そうだったのか!」という驚きはあまりなかった。

強いて言えば、ジョー・ストラマーの発言から、当時イギリスでラモーンズがどのように受け入れられたのかといったあたりが目新しい発見。

むしろ内容云々より、メンバー本人たちが語ることによって伝わってくる、ラモーンファミリーの人となりだったり、そこにある空気感だったりが興味深かった。

バンドはやはり、音楽そのものももちろん大事なのだけど、それよりもどんな人たちがどんな想いでやっていたのか、そこから見えてくる「人間性」がより重要ななのだという気がしてくる。

音楽は最終的に、「人」に結びつく。

それが機械によって奏でられる音楽と、人が生身の身体を使って創る音楽空間との最大の違いだろう。

ラモーンズを通して見えてくる、「バンド活動」というものの本質。

 

1つだけ難点、というか失敗。

パソコンでDVDを観ているのだけど、途中再生出来ない箇所があった。

フィル・スペクターとの仕事のあたり。

機器が悪いのか、ディスクが悪いのか。

大筋は理解できたのでそこは泣き寝入り。

そこに重大な発見が潜んでいたのかもしれないけれど、仕方なくやり過ごした。