効率が悪い?そこにある「なにか」を求めて〜ツアー出発の朝〜
朝5時過ぎに起きて、準備をして、6時過ぎには家を出て集合場所へと向かう。
7時半頃バンドメンバーが集合して、出発。
6時間ほどかけて京都まで行き、リハーサルをして、本番。
正味30分ほどのライヴを行なう。
今日これまでの流れと、この後予想される流れである。
こうして書いてしまうと、なんておかしな事をしているのだろうと思われてしまうかもしれない。
たった30分のライヴのために、片道トータルで7〜8時間かけて移動するのだから。
生産性、効率化なんて言葉を出さなくとも、バランスが悪いことだけは分かる。
けれど、効率なんて言葉を超えた「なにか」が、ここにはある。
経験したものだけにしか分からない「なにか」。
そして、その「場」を共有したものだけにしか分からない「なにか」。
その「なにか」も、時々の状況で毎回、その様相が違ってくる。
僕らを捉えて離さない、その「なにか」の正体は、一体なんなのか?
その答えは未だ分からない。
今回もまた、その「なにか」を求めて、僕らは旅をする。