それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

「いつか音楽とよばれるもの」

「いつか音楽とよばれるもの」

 

最近、『iPhone×Music』という本を読んでいて、僕にとても刺さった言葉だ。

この本は、時代の変化、技術の進歩によって変わりつつある音楽の概念、それを象徴し、実現させる(可能性がある)ものとして、iPhoneのアプリを解説する。

解説をしながら、あるいは解説を通して、音楽の未来を考察していく。

 

そもそも、音楽とはいったいなんなのか?

この問いは、僕が音楽をやっていく上で、常に頭のどこかにあるものである。

音楽活動における、通奏低音のようなものだ。

そんなこと考えなくても音楽はできるし、それはそれで素晴らしいことだと思うのだけど、僕は「音楽とはそもそもなにか?」を考えてしまう。

そのことに興味がある。

 

アンビエント環境音楽という言葉がある。

これは言葉しか知らなかったのだけど、先の本で紹介されているRjDjというアプリを使ってみて、そして本で引用されているブライアン・イーノの言葉などによって、おぼろげながらもそのイメージが見えてくる。

見えてくるけど、その内容を説明できるほどの理解はできてない。

作曲家が傑作を産み出して、ミュージシャンが名演奏をして、バンドが名盤を作って、というような音楽とは全く別物であることは確かである。

 

「音楽とは何か?」

僕が音楽活動をする限り、この問いは常についてまわる。

だが、この問いがあることによって、音楽活動を前に進めることができるとも思っている。

今現在、僕が音楽活動をする場は、ライヴハウスである。

人と共有できる場も、ライヴハウスである。

ライヴハウスでライヴをしながら、この答えのない問いを探っていこうと思う。