それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

ボブ・ディランが強く訴えかけてくる

ボブ・ディランが強く訴えかけてくる。

なんだか分からないが、なにかを強く訴えかけてくる。

 

ボブ・ディランはずっと前から聴いていた。

だがそれは義務感というか、やはり聴いておかないとまずいよね、ということで聴いていたような気がする。

ボブ・ディランの魅力はやはり歌詞にあって、英語が分からなければボブ・ディランの本当の魅力は分からないのだ、などと勝手に決め込んでさえいた。

だが、どうやらそうでもないようだ。

もちろん、ボブ・ディランの音楽は時期によって違う。

活動時期によって歌も曲もバックの演奏も、全然違う。

僕が最近聴いているのは1960年代の中頃、ディランがフォークを離れ、ロックに接近した時期だ。

アルバムで言うと『Highway 61 Revisited』や『Blonde On Blonde』という、いわゆる名盤中の名盤であり、ボブ・ディランのキャリアの中でも代表作中の代表作である。

あいかわらず、僕は英語が分からない。

けれど、以前とは違って、魂の奥底を鷲掴みにされるような何かを、今感じている。

特に『Blonde On Blonde』収録の曲たちに。

それがなぜなのかは、分からない。

それがなになのかも、残念ながら分からない。

ただ、ボブ・ディランの声を、言葉を、そしてバックのオルガンやスネアの音を聴いていると、なにか強く訴えかけてくるものがあるということだけは分かっている。

フィードバックを得るために

楽器上達のために必要なことはいろいろあると思うが、しっかりしたフィードバックを得ることもそのうちの一つであろう。

演奏をしたらしっぱなしでは、ただ同じことの繰り返しになるばかり。

それでも「慣れ」で少しは良くなることもあるにはあるが、無意味な反復練習では根本的な上達は見込めない。

だが、そうとは思っていてもなかなか自分1人でフィードバックを得るのは難しい。

自分で自分の問題点にはリアルタイムでは気づきにくいし、録音などしておいて後から確認するのは有効な手段ではあるけれど、時間がなかったりするとそれも省略しがちだ。

特に、普段の、日常的な練習では。

ライヴならともかく。

短い時間しかない中でまどろっこしいことをするくらいなら、ともかく何かしらプレイしてみた方が練習した気にはなるし。

 

僕がドラムを始めた頃、鏡に向かって練習をするといい、と言われたものだ。

自分のフォームを客観的に見てフィードバックを得るためだろう。

あの頃は、視覚的に自分のプレイを確認するにはそれしか方法がなかった。

少なくとも、簡単にできる手段としては。

それが今では、スマートフォンさえあれば簡単に動画が撮れる。

これを使わない手はない。

 

最近、動画を撮ることが増えている。

フィードバックを得るために。

びっくりするくらい多くの発見がある。

なぜ今までこれを使わなかったのだ、と後悔しているところ。

繋がりの中で全体を意識しながら

音楽を聴くのは毎日の楽しみだ。

そこには必ず、新しい発見がある。

初めて聴く音楽はもちろんそうだし、久しぶりに聴く音楽は以前と違って聴こえることがよくあるし、何度も繰り返し聴いてきた音楽でも今まで気づかなかったことがあったりする。

それだけ音楽というものは奥が深い。

一つの曲には大変な情報量が詰まっている。

 

この世の中には既に、素晴らしい音楽が溢れている。

だから、何を聴こうか常に迷ってしまう。

そこで基準というか、指針を決めたりすることがよくある。

暫定的な、今現在の選ぶ指針。

最近は主に、1960年代前半の、アメリカもののロックをよく聴いている。

サーフからフォークロックまで。

ビーチ・ボーイズ

ジャン&ディーン。

ボブ・ディラン

バーズ。

などなど。

 

曲を単体として聴くのもいいけど、繋がりの中で全体を意識しながら聴くともっといい。

僕はそう思う。

鍵盤楽器に慣れるという意味では

引き続きピアノを練習している。

いや、ピアノで遊んでいるといった方が正しいかもしれない。

いわゆるスマホアプリを使っている。

アプリのプログラムに沿ってピアノを弾いていく。

それは音楽を奏でるというよりは、ゲームをやっている感覚に近いような気がする。

それでも鍵盤楽器に慣れるという意味では大いに役立っていると思う。

それにこっちは真剣だ。

真剣に、、、練、、、いや、真剣に遊んでいるのだ!

それで何が悪い?

もっとも「エリーゼのために」なぞを弾けるようになってきているのだから、こういったアプリもあながち捨てたものではないだろう。

 

ここ数日、時間がたっぷりあったので鍵盤を弾く時間が増えた。

けれどなかなか思うように弾けない。

上達していないことを突きつけられてしまった。

長い長い道のりだなぁ。

あきらめるな。

ツインペダルを借りて

毎日、ドラムのことについて考えている。

好きでやっていることだし、それは当然と言えば当然か。

あれやこれやといろんなことを考えるけど、練習方法について考えることはその中のうちの一つである。

どうすれば自分のドラムプレイが向上するか?

練習は毎日の積み重ねが大事であると同時に、状況が変われば必要なことも変わっていくので、今(と未来)の自分に必要なことを見極めて、その都度、練習方法を変えていくのも大事なことだろう。

あれを試してみたい。

いや、こっちも試してみたい。

そう考えていると、なんだか期待がふくらんで楽しくなってくる。

ただし、それで練習した気になって満足してしまっては元も子もないが。

 

最近はたまに、スタジオでツインペダルを借りて練習している。

昨年からフットワークの強化は重点課題だと思っているが、ツインペダルの使用は特に、左のフットワーク強化を目的としている。

実際の演奏で使う気は、今のところ全くない。

ツインペダルを使って左足でバスドラムを踏むと、、、

かなりか弱い音が出てしまう。

しかもすぐに疲れる。

じれったくなるけど、普段使っていない脳の領域を使えているようで気持ちが良い。

身体のバランスというか、軸の感覚が鍛えられているようにも思う。

できればもうちょっとツインペダルを使う練習の頻度を上げたいところではある。

今現状では、週に1時間程度といったところか。

2021年が始まった

さぁ、2021年が始まった。

引き続きコロナウィルスに振り回される世の中だけれども、その辺りとの距離感はほどほどにして、今の自分にできること、やりたいこと、やるべきことに集中して取り組んでいこうと思う。

等身大で。

あるがままに。

 

今年やりたいことは何か?

ドラムの練習をしたい。

歌の練習もしたい。

去年、緊急事態宣言下の自粛生活中に始めたピアノも、もう少しまともに弾けるようになりたい。

曲も作りたい。

やりたいことはいろいろある。

とは言っても、まぁ、昨日までやっていたこととなんら変わりはない。

新年だからと言って、特に新たな目標はないし、立てない。

あ、英語を使えるように勉強を始めたいところではある。

あとは、全てにおいてアウトプットを強く意識すること。

あえて今年の目標を掲げるならば、そんなところか。

あとは、その都度、フレキシブルに。

 

ともかく、2021年が始まった。

体系的に学ぶ必要性

どういう訳か、今になってドラムの練習が楽しい。

「楽しい」だなんて表現を使うとちょっと言い過ぎな感じもあるけど、毎日のちょっとした練習にやりがいを感じていることは確か。

効果を実感しているからだろうと思う。

そして、さらなる効果を期待してもいる。

ここで言う練習とは、クリックに合わせて練習パッドで練習用フレーズを叩いていくような、地味な練習である。

好きな曲に合わせて演奏するような、純粋に音楽を楽しめるような練習とはわけが違う。

たぶん、基本的に楽しいものではない。

だからそういう地味な練習はしばらく全くやってこなかった。

けれど、今は違う。

習慣付くとやらずにはいられない。

実戦に役立つことも理解できるようになった。

なにより、体系的に学ぶ必要性や意義を強く感じている。

突き抜けていくには。

そして今、座右の愛読書は『PROGRESSIVE STEPS TO SYNCOPATION FOR MODERN DRUMMER』である。

末永く付き合っていくつもり。