音楽は、それ自体が単体として存在している訳ではない
音楽は、それ自体が単体として存在している訳ではない。
人々に聞かれ、社会との関わりの中にあってこそ、音楽に意味が生まれてその力を強く発揮する。
音楽を発するミュージシャン、バンドマンの存在意義も、その中にあってこそ大きなものとなる。
北中正和著『ロック史』を読んでいて、そのようなことを考える。
エルヴィス・プレスリーなどのロックンロールの誕生から、ビートルズ、ウッドストック、パンクなど、ロックの歴史を社会との関わりの中でまとめて通史として読むのは、今となってはなかなか興味深い。
リーバー&ストーラー、キング=ゴフィン、ビートルズ、ストーンズ、ボブ・ディラン、ジミヘン、スライ。
改めて聴き掘ってみたい大御所がどんどん出てくる。
この本、元々は『ロック スーパースターの軌跡』という、講談社現代新書の一冊にあった本だそうで、これは読んだことがあった。
今でも、家のどこかにあるはずだ。
けれど、内容は全然覚えていなかった。
そのように縁のある書籍に戻ってきて、また新たな刺激を受ける。
こうして受けた刺激を、また社会に放って、還元していけたら最高だなぁ。