バンドもフロアも、汗びっしょり
やはり、一昨日の情景を回想する。
ところはハードレインのステージ上。
今まさにライヴ中で、ライヴの進行に合わせて必死になってドラムを演奏している。
しょっぱなからエネルギーいっぱいに飛ばしまくったバンドは、メンバー皆、まだライヴ中盤だというのに汗びっしょりだ。
そして、ふと、フロアに目を転じる。
ステージが低くて近い分、フロアが良く見える。
そこに存在するのは、全力で躍り狂う人だかり。
バンドの熱のこもった演奏に、それに負けないエネルギーで答えるオーディエンスたち。
彼ら彼女らも、また、汗びっしょりだ。
ここにはもはや主客の壁はなく、この空間にいる人すべてが1つの祭りに参加しているかのよう。
音楽の楽しみ方、ライヴの楽しみ方は、人それぞれだ。
そして、バンドの特徴によっても楽しみ方が変わってくるものだろうと思う。
汗びっしょりの人たちを見て、これが僕らのバンドの特徴のうちの1つなんだろうなぁ、と改めて認識した。
ちょっと身体を動かすようなものではなく、汗びっしょりになるほどの動き。
そこへと向かう演奏に磨きをかけようと、心を新たにする。