何がどう衝撃なのか?説明できない
「日本人の中で好きなドラマーは?」と聞かれたら、まず第一に名前を挙げるであろうドラマー、沼澤尚。
ドラム・マガジンの中に、その沼澤氏が毎号担当するコラムがある。
「沼澤尚が“衝撃”を受けた 今月の1枚!」という主旨のコラム。
このコラムを読んで、その「1枚!」を聴くことを僕は毎号楽しみにしている。
今読みかけの『ドラム・マガジン 2018年3月号』では、アントニオ・サンチェス『バッド・オンブレ』というアルバムが紹介されていた。
それを今日、聴いてみた。
これ、嘘偽りなく、本当に“衝撃”であった。
何がどう衝撃なのか、現時点ではうまく説明できない。
未知の世界との遭遇とは、大概そのようなものだ。
何が起こっているのか、すぐには把握できない。
後々になって、その本当の凄さが理解できたりする。
とにかく、そのような“衝撃”。
さらに、“衝撃”は続く。
別のコラムで紹介されていた、ハービー・ハンコック『インヴェンションズ・アンド・ディメンションズ』を聴く。
アフリカ的なポリリズムの世界。
これも何がどう衝撃なのか、分からない。
分からないけど、なんだかワクワクする。
分からないなりに、「こりゃすごいぞ!」とは感じている。
この世の中にはまだまだ知らないけれど、素晴らしい音楽が存在するものだ!と改めて思う。
まだまだ勉強不足。
発展途上。
少しも時間は無駄にできない。