今夜は「ろくでもない夜」、そしてそこから繋がる記憶の糸
今夜は、「下北沢ろくでもない夜」というライヴハウスでライヴ。
先ほど、リハーサルをしてきた。
この「ろくでもない夜」でライヴをするのは、僕は初めて。
リハーサルでは太鼓がよく鳴ってくれて、気持ちよく、やりやすいハコだなぁ、と感じた。
他の楽器の音も聴きやすく好感触。
本番が楽しみだ!
ところで、この「ろくでもない夜」、元々は伝説的なライヴハウス、「下北沢屋根裏」があった場所にある。
屋根裏には、もちろん行ったことがあったし、ライヴも何回かやったことがあった。
だから、店が「ろくでもない夜」になって、内装などはどう変わっているのかなぁ?というのにも興味があった。
今日初めて来てみて、カウンターの形など屋根裏を彷彿させる部分と、キレイで明るい店内、フロアのコンパクト感など、全然違う雰囲気を感じる部分とがあった。
はっきりとは覚えてないけれど、サウンドの特徴も変わった部分である。
屋根裏は良くも悪くも昔ながらのライヴハウスの、ガチャガチャした音、「ろくでもない夜」はキレイでオシャレな今どきのライヴハウスの、すっきりした音。
そんな印象。
ところで、最後に屋根裏でライヴをやったのは何時のことなのだろう?
記憶を手繰り寄せてみる。
何年前かは覚えてないけれど、おそらくダンスグッズというバンドで出演している。
何かのイベントだった。
そうか!
あれはワラビーズ主催のイベントだった!
と、ここで思い至る。
ワラビーズと言えば、ワリコメッツにとってはライヴ盤から始まり、『OH!ピピッポ』、そして今再録音中の『バキューンとガム』でお世話になっている、レコーディング・エンジニア、パンジー関氏がドラムを叩くバンド。
屋根裏での最後のライヴが、そのワラビーズ主催のイベントだったとは、今思い返すと、なんだか感慨深い。
たが、これは正確な情報ではない。
その後にも、屋根裏でライヴをしたことがあったかもしれない。
けれど、それは全く思い出せない。
思い出せないのどから、仕方がない。
「ろくでもない夜」をきっかけに繋がっていく記憶の糸。
その糸を頼りに様々な場面を思い出しながら、今夜のライヴを待っている。