ふとしたことで、記憶が蘇る
ふとしたことで、記憶が蘇ることがある。
プルーストのマドレーヌのように。
今日は用事で、JR秋葉原駅での乗り換えがあった。
いつもは行かない駅だ。
そして、秋葉原駅で乗り換えている時に、ふと「そう言えば、以前、Mr.ワリコメッツで秋葉原のスタジオを使ってたよなぁ。」と思い出し、「その時は秋葉原駅のこの光景をよく見ていたものだ。」と、その光景に付随する記憶が連鎖的に繋がっていき、様々な記憶が蘇ってきた。
秋葉原のスタジオを使っていたのは、Mr.ワリコメッツのメンバーが5人だった時。
それも、5人揃ってスタジオに入れる時のみ。
並行して4人でスタジオに入ることもあったし、4人でライヴをすることもあった。
だから必然的に、秋葉原でのスタジオというのは、限定された期間の、限定された状況なわけだ。
その頃のスタジオの雰囲気、ミーティング、そして数回を数えるだけの飲み会。
いろんなことを思い出す。
あれはちょうど、今みたいに暑い時期のことでもあった。
この暑さだからこそ、秋葉原駅の光景がその頃の記憶を呼び覚ましたのかもしれない。
懐かしいというちょっとした感慨もある。
けれど、それよりもMr.ワリコメッツの活動にも歴史があるんだよなぁ、というバンドが続いてきた歴史を感じたりもする。
あれはかなり前のことにも感じるけれど、たぶん2年くらい前のことだ。
その頃と今とでは、かなり状況が違う。
その間、レッドクロスでの二度のワンマンや拾得でのワンマン、磔磔ワンマンをやったこともあろう。
2年の間にいろいろと経験させてもらえたような気がする。
ともかく、意外と濃密な時間を過ごしているのかもしれないな、と改めて思う。
ふとした光景からつながった、あるひとつの想い。
その覚え書き。