レディ・マドンナ
連日の、黒人アーティストによるビートルズ・カヴァー特集。
今日は、ファッツ・ドミノによる「Lady Madonna」を聴く。
Lady Madonna, a song by Fats Domino on Spotify
ファッツ・ドミノと言えばロックンロール草創期の代表的アーティストで、ビートルズももちろん影響を受けている。
そのファッツ・ドミノが、ビートルズの曲をカヴァーするのだから、歴史というものは複雑に絡み合うし、そのようにして文化が成熟していくのだなぁ、と感じる。
ファッツ・ドミノのヴァージョンは、原曲に割と忠実な感じがする。
ファッツ・ドミノが忠実に表現したのか?あるいは、ビートルズの原曲自体にファッツ・ドミノの影響があったのか、なんとなく似た感性があるような気がして、ファッツ・ドミノのヴァージョンには全く違和感を感じない。
違和感がなさ過ぎて、インパクトに欠けるところもあるかもしれない。
この「Lady Madonna」が収録されているアルバム「Fats Is Back」には、同じくビートルズの「Lovely Lita」のカヴァーも収録されている。
Lovely Rita, a song by Fats Domino on Spotify
アルバムの中にビートルズのカヴァーが2曲も入れるというのは、どういう意図があってのことなのだろうか。
人気にあやかっているのか?音楽的な興味からなのか?
そういったことも気になってくる。