これから先、僕らは音楽とどう付き合っていくのだろうか?
音楽を聴くのが止められない!
昨夜未明、僕はそんな状態に陥っていた。
もうそろそろ寝ないと、と思いつつも、「あと1曲」、「もう1曲だけ」、「よし、次の1曲で最後にしよう」、と繰り返し、ずるずると時間が経過。
2時過ぎには終えようと思っていたのに、結局3時半近くになってしまった。
今、Mr.ワリコメッツの比較的新しめの曲のアレンジを再考している。
ライヴで何度か演奏しているが、ここ最近は演っていない曲だ。
そして、ドラムアレンジを考える参考にと、思いつくままにSpotifyでいろいろな音楽を聴き始めた。
大まかな方向性は決まっているけど、細部はまだ煮詰めていない。
何かヒントになりそうなものはないか?という漠然とした状態で探しているので、聴いてみる曲もなんとなく、漠然とはじめてみた。
そんなだから、最初に何から聴き始めたかは覚えていない。
途中、あまり聴いたことがなかったけど気になっていたバンド、モビー・グレープを聴く。
60年代後半、アメリカはサンフランシスコのバンドだ。
このあたりからスイッチが入った。
Spotifyには“Radio”という機能があって、今かけている曲に何らかの関係がある曲をセレクトしてシャッフルしてかけてくれる。
モビー・グレープの「Come In The Morning」という曲が、そのスタートであった。
Come In The Morning, a song by Moby Grape on Spotify
ヤードバーズ、ジェファーソン・エアプレイン、ポール・バターフィールド・ブルースバンドなど、「今は違うな」と思う曲は飛ばしながら聴いていく。
どういう過程か、途中からはモータウンタイムに入り、フォー・トップス、ジュニア・ウォーカー&オール・スターズ、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ、マーサ・リーヴス&ヴァンデラスなどに移っていく。
全般的にベースの動きが印象的でカッコいい曲が多めだったか。
そして、音楽を聴くのを止められなくなってしまったという次第。
この辺の流れは、ネット・サーフィンしていたらあっという間に時間が経っていた、という感じと同じかもしれない。
あるいは、YouTube。
ともかく、自分で持っているCDやレコードを自分で選んで聴いているのとは、音楽を聴く流れが違う。
ここには、聴いたことがなかった曲との偶然の出会いがたくさんある。
どっちが良い悪いではない。
けれど、音楽との付き合い方は明らかに違う。
そして、抜けられなくなる中毒性がある。
音楽との付き合い方は、やはり、変化している、変化せざるを得ないことは確かだ。
これからも、益々変わっていくのだろうなぁ。
ついでに言うと、参考になる曲を探そうという本来の目的はどこへやら、ちょっと寄り道したら、最後まで寄り道したままになってしまった。
けれど、音楽のシャワーを浴びまくった。
きっとどこかで活きてくるはずだと思っている。
決して無駄な時間ではないだろう。