生ドラムとコンピューターの融合!?
ドラムマガジンを読みながら、Apple MusicでWONK、DATS、yahyel等の音源を聴く。
生ドラムとコンピューターの融合。
若いドラマーの記事を読むと、それが自然になされているように感じる。
そこには、生楽器と電子音との間に敵対的な関係は微塵も感じられない。
どちらが良い悪いという議論が起こる気配は全くなく、何疑うことなく自然に融合がなされている。
ビート・プログラミング、トリガー、サンプラー、電子ドラム、DAWソフト、DTM。
僕にはよく分からない用語もいろいろ出てくるが、生ドラムというのは、そのカテゴリーの中の一部でしかないと言っても過言ではないだろう。
重要度の割合は、ここでは置いておくとしても。
人工知能、AIの発達がめざましい昨今。
その影響は、もちろん、音楽の分野に限った話ではない。
チェス、将棋ではAIがプロの棋士を破ったりしているし、会話ができるようにもなってきているからこそ、チューリングテストなるもので、その応対がどこまで人間的かをチェックしたりもする。
そして、コンピューターが発達してきたからこそ、逆に見えてくる人間の可能性もある。
それは先日ブログにも書いた『機械よりも人間らしくなれるか?』という本に詳しい。
人間とコンピューターの対決、あるいは融合。
その中から見えてくる、人間に残された可能性。
そのように考えると、ドラムという生楽器の可能性が、まだまだ無限大に広がっているように思えてくる。