音楽の求道者になろう
梅田望夫著『シリコンバレーから将棋を観るー羽生善治と現代ー』という本を読み終えた。
インターネットの発達などにより得られる情報量が増え、進化のスピードが恐ろしく早くなっているという、現代将棋の世界。
そんな環境下で、あらゆる手を研究し尽くし、考え抜いて強くなっていくトップ棋士たち。
強くなるばかりではない。
日々将棋を研究し、「将棋の真理」を探求する姿。
勝ち負けではない、盤面に現れる「将棋の美」、「均衡の美」を追求し、新しく創り出していこうとする姿。
そんな諸々に感銘を受けた。
「棋士には勝負師と研究者と芸術家の三つの側面がある」という。
昨日は下北沢のQUEに、騒音寺のライヴを観に行ってきた。
対バンのロリータ18号のライヴもフルで観ることができた。
ライヴを観ていて考えたのは、もっと音楽を研究し尽くし、考え抜き、音楽の真理を追究したい、未知の音楽を、ライヴを作っていきたいということだった。
先に挙げた本の内容と、目の前で繰り広げられているライヴが触媒となって、気づけばそう考えさせられていた。
ライヴを観て、やる気が身体中にみなぎってくるのを感じた。
騒音寺のライヴを観るといつも、元気づけられるような気がする。
これからはもっと、音楽の道を追求していこう。
音楽の求道者になろう。
そう思わされた夜だった。