空腹が、感覚を研ぎ澄ます!?
昨夜遅くに仲間と軽く呑んで解散したのち1人になってから、僕の食欲が爆発した。
呑みの席でもつまみを食べていたのに、まずシュークリームを食べ、なんか物足りないとそばを食べ、そしてまたアイスを食べるというようなことになってしまった。
酔いもあって理性の力がだいぶ弱まっていたのもあるだろう。
それにしても、こんな食べ方は支離滅裂だ。
そしてすぐに寝てしまったので、今朝起きた時は怠くて身体が重く、なかなか動けなかった。
食欲には2種類あると思う。
まずは人間食べなくては生きていけないのだから、必要な栄養を取るための、自然な食欲。
そしてもう1つは、快楽を求めての食欲。
人間、食べることには大きな喜びが伴う。
美味しいと思うものなら、その喜びはなおさらだ。
塩、砂糖、脂質。
食べ物を美味しくさせる要素が洗練されていくと、快楽の力が大きくなっていく。
脳の中の快楽経路が強く刺激されて、身体に必要な量を超えてなお食べてしまうことになる。
快楽を求めての、食。
この快楽が、人間の感覚を麻痺させていくように思う。
今や世は飽食の時代。
飽食が身体を蝕んでいく。
飽食は万病の元。
腹八分に医者いらず。
こんな時、僕はプチ断食をする。
そうして胃腸を休ませると、体調の回復が早まる。
ここ最近掴んだ、経験則。
そうして、自分の空腹と、向き合う。
煩悩と向き合う。
自分の身体からの声を聴く。
これは、自分の感覚を研ぎ澄ましていく作業でもある。
今食べることを逃すと、今日は夜遅くまで何も食べることができない。
うむ。
こんな1日も悪くない。