ものは考えよう?
ライヴ当日の朝。
今日は会場の入り時間がかなり遅めなので、あれもやっておこう、これもやっておこう、と意気込む。
もちろん、今夜のための話ではない。
もっと先のことのためだったり、あるいは目的とかは関係なくただ好きでやりたいことだったり。
聴きたい音楽が山ほどあるし、読みたい本も次から次へと出てくる。
今読んでいて非常に面白いと感じている本に、佐藤優著『国家の罠』(新潮文庫)がある。
外交官として対ロシア交渉の最前線にいた著者が、「国策捜査」で逮捕されてしまうまでの真相を、舞台の裏側から描いた力作だ。
基礎知識に乏しい僕には難しい話も多いけれど、文章が面白いのか、話にグイグイ引き込まれていく。
早く先を読みたくなってしまう。
と話を進めてはみたものの、ライヴ当日に読む本としては、およそ相応しいとは言えないな、これは(汗)
そんな感じで、たっぷりあるはずの時間にいろいろやっておこうと意気込んではみたものの。
なかなか思うようにははかどらず、今の時間に至る。
こういう時、人はなんで欲張っていろいろ詰め込もうとしてしまうのだろうか。
そして結局思うようにいかず、不全感に襲われてしまうという。
まぁ、いいや。
やり残したことはひとまず忘れよう。
今夜はライヴ。
そろそろ出発の時間だ。
この、腹のなかにたまった鬱憤は、今夜のライヴで爆発させれば良い!
そう考えると、ライヴに活かすために、今日半日かけて鬱憤をため込んできたみたいな気がしてきた。
ものは考えようだなぁ(笑)