録音して気づくこと
音楽のクオリティーを上げるために必要なこととはなんだろうか?
これにはいろいろな切り口があって、ただ一つの正解というのは無いように思う。
目指すべきゴールは一緒でも行き方がいろいろあるように。
だから、どうすればもっと音楽のクオリティーを上げられるのか、ということについて考えれば考えるほど、よく分からなくなってしまったりする。
一昨日は、Mr.ワリコメッツのライヴだった。
その時の演奏をライブハウスのPAさんに録音してもらって(もちろん有料)、昨日それを聴いた。
ライヴを録音して後で客観的に聴き直す。
自分の演奏のクオリティーはどうか?
周りとのコンビネーションはどうだったか?
出している音色はどうか?
音のバランスはどうか?
ライヴ全体の構成は良かったか?
そのようなことを聴いて確認し、反省して、次のライヴに活かす。
ライヴ上達の常套手段だろう。
最近はその手段を放棄してしまっていた。
それを今回は久しぶりにじっくりと取り組もうと思った次第。
そこで、改めて聴いてみて気づいたこと。
ライヴ中に自分たちの演奏について感じていたことと、録音を通して自分たちの演奏について感じたこととに、かなり開きがあるなぁ、ということ。
落ち着いてゆっくり演奏していると感じていたのに、録音を聴いてみると意外と速かったり。
長さが決まっていないイントロで長めの尺を使ったつもりだったのに、意外と短かったり。
こういうの、フィードバックというのかな?今目の前で起こっていることを正確に感じ取る能力。
これは演奏が上手くなるために、音楽のクオリティーを上げるために、とても重要なことだと思う。
違いが分からなければ修正もできない。
すぐ違いに気づけば、瞬時に修正できる。
12月にはワンマンライヴが決まった。
今月末には、なかなか強力な対バンのイベントにも出演する。
いや、それはあまり関係ないかもしれない。
ただただ単純に、音楽が上手くなりたい、演奏する音楽のクオリティーを上げたい。
それが今静かなマイブーム。