『グレン・ミラー物語』という映画を観た
昨晩、『グレン・ミラー物語』という映画を観た。
スウィングジャズ華やかりし頃のアメリカで活躍したジャズミュージシャン、グレン・ミラーの半生を綴った伝記的映画だ。
今までグレン・ミラーのことをしっかりとは認識していなくて、トロンボーン奏者だったことを今回初めて知る。
そして、映画を観るかぎり、グレン・ミラーは作曲家ではあるけど、それよりも編曲家として大きな能力を発揮したようだ。
編曲。
アレンジ。
映画でふんだんに使われているグレン・ミラーの音楽を聴いていると、楽器間の絡みが面白いなぁ、と思う。
なんというか、手が込んでいる。
たくさんの楽器を使っているからこそできることではあって、例えば4人編成のロックバンドでは無論マネできないことだ。
真似はできなくとも、思想というか手法というか、アイデアの源にはなるかもしれない。
映画の中で繰り返し強調されていたのは、自分なりの独創的なサウンドを見つけるべきだということ。
そして、それは個々の楽器の演奏の中にあるのではなく、楽器通しの組み合わせ、コンビネーションの中にこそあるのだ、ということ。
コンビネーションの中に自分なりの、あるいは自分たちなりのサウンドを見つけていく。
追求していきたいことではある。