「道しるべ」、次は名古屋
最近、ワンマンライヴのことばかり考えている。
なんだか頭から離れてくれない。
Mr.ワリコメッツでのワンマンライヴは今回で4回目。
今まで経験したワンマンを振り返ると、うまくいった点もあれば、うまくいかなかった点もある。
そうした経験を反省し、なんとしても今回のワンマンライヴに繋げたい!
最高のものにして、より多くの人に楽しんでもらいたい!
そしてそれが、Mr.ワリコメッツの未来の発展に繋がっていく。
そう信じている。
あと、25日。
次は名古屋。
ワンマンライヴまでの「道しるべ」も、折り返し地点にきている。
①10/24(火) 新宿レッドクロス
②11/02(木) 京都磔磔
③11/03(金) 大阪・高槻ナッシュビルウエスト
④11/12(日) 東高円寺UFO CLUB
⑤11/19(日) 名古屋・今池ハックフィン
⑥11/23(木) 新宿レッドクロス
⑦11/24(金) 吉祥寺ブラック&ブルー
⑧12/01(金) 東高円寺UFO CLUB
⑨12/10(日) 新宿レッドクロス
自分独自のスタイル〜チャック・ベリーとボ・ディドリー〜
昨夜、チャック・ベリーとボ・ディドリーが一緒に作ったアルバム『Two Great Guitars』というのを聴いた。
チャック・ベリーとボ・ディドリー。
2人とも、歌も歌うし曲も作るしで、ロックの歴史に名を残す偉大なアーティストだ。
特に60年代のイギリスのバンドに与えた影響は計り知れない。
そんな2人の競演アルバムはインストもの。
それを聴いていたら、二人は優れたギタリストでもあるのだということを、改めて認識させられた。
しかも、完全に自分独自のスタイルを持つという!
チャック・ベリーのギターはチャック・ベリーでしかあり得ないし、ボ・ディドリーのギターはボ・ディドリーでしかあり得ない。
そんか二人のギターが同じ曲の中で同時に鳴っているのが奇跡に思える。
ともかく、表現者にとって自分のスタイルを持つことはとても重要なことだ!
それも、強烈な個性を持った方がいい!
今後の指針となるヒラメキを得られたかもしれない。
いろんな人の、いろんな人生がある
今朝は、身体が重い。
そもそも、なかなか起きられなかった。
スヌーズで何度目覚ましのアラームが鳴ったことか。
そして、喉も少しだけ痛い。
おとといライヴハウスに遊びに行ったのと、昨日自分たちのライヴだったのと、それにライヴハウスにいたら当然ビールが進んでしまうのとで、疲労しているのだろう。
けれど、気分は良い。
おとといの夜も昨夜も、良い夜だった。
社会的動物であるヒトの幸福感には、人間関係の影響が大きいと言われている。
よく会う人。
たまに会う人。
初めて会う人。
ライヴハウスは出会いで溢れている。
そこには、人生がある。
いろんな人の、いろんな人生がある。
そんな様々な人生が交わる場としてのライヴハウス。
それらを繋ぐ、音楽。
とても疲れているのに、なんだか気分の良い朝である。
武道の言葉、野球の言葉。そしてドラム。
日々、いろいろな言葉に刺激を受ける。
[最強の身体運用は、「守るべき私」という観念を破棄したときに初めて獲得される。](内田樹著『修業論』光文社新書)
これは、もう何十年も合気道の修業を経験してきた著者による、武道の言葉。
[自分は、今、ここにいる。でも、自分のナナメ上にはもうひとり自分がいて、その目で、自分がしっかりと地に足が着いているかどうか、ちゃんと見ていなければいけない。](『イチローに糸井重里が聞く』朝日文庫)
これは、あのイチロー選手がバッティングに関してのインタビューに答えた言葉で、自分を客観的に見ることの重要性を語っている。
武道でも野球でも、実際に練習というか訓練することは必要不可欠なことだけど、それと同時に「身体をどのように使うか?」、「身体をうまく使うためにはどのような心構えが大切か?」というようなことを考えるのも大事なこと。
だからこそ、そういう人たちの身体運用に関する言葉は、深く、重い。
そして、身体全体を使う、ドラムという楽器の演奏にとっても、それらの言葉が非常に参考になることは言うまでもない。
だから、スポーツ選手などの言葉は好きだ。
昨夜は、新宿レッドクロスで、The Privatesのライヴを観る。
このバンドのドラマーの演奏を見ていたら、その身体運用とそこから生み出される音やビートに強い衝撃を受けてしまった。
今までもすごいドラマーとは思っていたが、身体運用について強い関心が高まっていた今、より強い衝撃を受けたのだろう。
いい時に、いいモノを見させてもらった!
こうしていろいろな言葉やステージからの刺激を、脳の中でごちゃ混ぜにしながら、日々取り込んでいくのである。
お知らせ
僕が所属するバンド、Mr.ワリコメッツのワンマンライヴまで、いよいよ一ヶ月を切りました。
ワンマンライヴは、12月10日の日曜日、新宿レッドクロスにて。
そして明日は、東高円寺UFO CLUBにて、Mr.ワリコメッツのライヴがあります。
ワンマンライヴがワリコメッツのショーの本編だとするならば、その他の一本一本のライヴはそのコンパクト版というか、ダイジェスト版というか。
まずダイジェスト版を体験してみると、本編のショーをより楽しめるのではないでしょうか?
そしてなにより、ワンマンライヴへと向かう、今のワリコメッツの勢いを一緒に体感できる良い機会です!
皆さまのご来場を心よりお待ちしてます!
なお、予約はこちらからも承っております。↓
http://mrwaricomets.info/schedule#reserve
11/12(日)
東高円寺U.F.O.CLUB
The North Keepers(山梨)
Mr.ワリコメッツ
ポーキーズ
ラウディガウディ
OPEN/START 18:30/19:00
前売¥2,000 当日¥2,500
ノリの良い音楽が好き〜リズムについて
僕はノリの良い音楽が好きだ。
生まれもった性質なのかどうか分からない。
あるいは、ドラムという楽器を始めてしまったせいなのかもしれない。
そんなわけだから、聴く音楽も自然とノリの良い音楽に集中してしまう。
今でこそそこまで極端ではなくなったけど、以前はバラードになったら即次の曲に飛ばしてしまうような時期もあった。
聴いていてオモシロくないからだ。
そういった影響なのか、バラード曲を演奏していても、しっとりまったり演奏すべきところを、妙に軽快に演奏してしまったりすることもある。
いや、これはうまく演奏できないことの単なる言い訳かもしれない。
ノリ良く演奏すべきところを、なぜか重くまったり演奏してしまうこともあるのだから。
リズムというのは、やはり、奥が深くて難しい。
だからこそ面白かったりもするのだが。
その時の気分や体調や、その他もろもろの要素で、同じように演奏しているつもりでも違った表情のリズムになったりする。
そういう意味では、リズムはとても人間的だ。
リズムは生きている。
生きているからリズムがある(無生物にもリズムのようなものがあることは、ここでは置いておく)。
そして、自分が演奏しているリズムが、その時の気分で変化してしまっていることに、自分で気づかなかったりする。
そこをいかにコントロールできるようになるかが、ドラマーにとって、いやドラマーに限らず音楽を演奏するものにとって、大事な能力だ。
修行。
自己修練。
それは音楽(をコントロールするため)の修行であると同時に、自分(をコントロールするため)の修行でもある。
やはり、音楽することと生きていくこととは、深いところで繋がっている。
そして今日も、音楽修行に励む。