それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

これからどうしたらいいのだろう?

ブログは、日記として考えればできるだけ本音を書きたいと思う。

だけど、公開されているということを考えれば、書いていいこととダメなことがある。

この間の、せめぎ合い。

難しいところだけど、そこに生まれる緊張感が面白い結果を導くこともあろう。

 

昨日は、僕の所属するバンド、Mr.ワリコメッツのスタジオリハーサル、そしてミーティングだった。

12/10に決まったワンマンライヴのこと。

それに向けての宣伝。宣材。

10/24にある、次回のライヴの詳細な打ち合わせ。

 

広く世の中の人に聴いてもらうには、どうしたらいいのだろう?

Mr.ワリコメッツは今、佳境にいると、僕は感じている。

それが偽らざる本音だ。

この先へ行けるかどうか。

あるいは、あえて青臭い表現をすれば、上に行けるかどうか?

音楽を取り巻く環境はどんどん変化している。

それに伴う音楽ビジネスの変化。

変わらない、根本的な音楽の価値。

 

(今の時代に生きて、音楽が好きな)僕たちは、これからどうしたらいいのだろう?

それは、とにかく考え抜くしかない。

そして、実践していくしかない。

僕は今、そう感じている。

生のライヴが、認識を変える

昨日書いたように、一昨日初めて「勝手にしやがれ」というバンドのライヴを観た。

実を言えば、今まで「勝手にしやがれ」の音楽を聴いたことはなかった。

名前だけは聴いたことがある、その程度の認識。

そして今回ライヴを観ることができると知って、せっかくだから予習していこうと思い至る。

とろこが、なにぶん無知なもので、何を聴いていいのか分からない。

調べたらベスト盤があると分かったので、その『KATTENI−SHIYAGARE BEST SILVER&GOLD』というベスト盤を聴いた。(このベスト盤、「SILVER」と「GOLD」の2枚があることを今知った。僕が聴いたのは、2004年以降の曲が入った「GOLD」の方だった。)

「初めて聴くものだし、まぁ、こんなものかな。音楽の傾向は分かった。好きな系統だね」

そんな印象を持つ。

そうやって期待を高めて挑んだ初ライヴは、期待に違わず、いやそれ以上の満足感をともなって観ることができた。

 

次の日の朝。

前日観たライヴの余韻が残っているうちに、もう一度「勝手にしやがれ」の音楽を聴いておこうと思った。

今度はベスト盤ではなく、最新作を聴くという選択をする。

2017年、つまり今年の作品、『ア・デイ・カム』

そして。

1曲目「デヴィッドスター」が始まると、頭の中にきらめきのようなものを感じる。

「素晴らしい!まるで目の前で演奏しているかのようだ。」

2曲目、3曲目と進んでいっても、それは続いた。

前日聴いたのと同じ曲が多く入っているからというのもあるだろう。

でも、それ以上に、前日観たバンドマンの動き、サウンド、会場の雰囲気、それらが渾然一体となって頭の中に刻み込まれたからこそ、アルバムを聴いただけでその記憶がリアリティーを伴って蘇ってくるのだろう。

ライヴ体験が音楽の聴こえ方を変えてしまったのだ。

こんな経験をするのは久しぶりである。

それだけ、「勝手にしやがれ」の音楽が僕にハマったのだろう。

これだけ見事にハマるのは、きっと武藤昭平さんのドラムスタイルによるところも大きいと思う。

 

とにかく、音楽に力があれば、生のライヴは素晴らしい!

生のライヴは、音楽への認識を変える。

音楽を聴いた時に頭の中に広がる世界を変える。

それは世界が豊かになるってことだ。

もっとライヴを観に行きたい、目の前で繰り広げられる素晴らしい演奏を観たい。

そんな欲求が高まる。

頭をガツンと

昨日はまず、デイヴ・ブルーベック・カルテット『Time Out』から1日が始まる。

そして、一曲目「Blue Rondo a la Turk」からいきなり頭をガツンとやられてしまった。

この9拍子の曲。

ピアノのカッコよさも手伝って、とても気持ち良い。

それにしても、奇数拍子に喜びを見出すことになろうとは!

ライヴハウスの対バンで知り合ったバンドのおかげであろう。

 

夕方には、園子温監督作品『地獄でなぜ悪い』を観る。

これまた、頭をガツンとやられる衝撃だった。

それも、観ている間中、ずっと!

園子温監督作品はどれも凄まじい作品ばかりで、何がどうすごいのかうまく説明できないけれど、とにかく全てが振り切れているとだけ言っておく。

 

夜は、「騒音寺」と「勝手にしやがれ」のライヴを観に下北沢QUEへ。

初めて観た「勝手にしやがれ」の音楽は、僕の好みそのもの。

武藤さんのドラムは、音もプレイスタイルも最高だ!

生で観られて良かった。

 

というわけで、いろんな刺激と、衝撃をもらった1日でした。

音楽雑誌から、チャック・ベリーへ

数年前、毎号買って隅から隅まで読んでいた音楽雑誌が二つあった。

リズム&ドラム・マガジン』と『ブルース&ソウル・レコーズ』の2誌だ。

ある時期を境にその習慣はだんだんと薄れ、しばらくするとピタッとやめてしまった。

ところが最近、と言ってもここ数ヶ月という単位での話だけど、まずドラムマガジンを買い始め、その時書店で見かけたブルース雑誌にもついつい手が伸びてしまって、また買うようになった。

 

こうしてまた買い始めた音楽雑誌だったけれども。

さっそく滞り始めて、ツンドク(積読)状態に陥りつつある。

そんなわけで、読みかけだった『ブルース&ソウル・レコーズ』の136号を、たぶん8月ぶりに開く。

特集記事は、「追悼特集① チャック・ベリー」、「追悼特集② ジェイムズ・コットン」である。

 

f:id:hiroya_drummer:20171015100625j:image

 

というわけで、昨日はチャック・ベリーのファースト・アルバム『アフター・スクール・セッション』を聴く。

しばらくはチャック・ベリー漬けになるかもしれぬ。

 

はじめての The ピーズ

恥ずかしながら僕はThe ピーズの音楽をあまり知らない。

いや、ほとんど知らないと言っていいレベルだろうと思う。

特に理由はない。

タイミングが合わなかったから。

たまたま出会わなかったから。

ただそれだけのことだろうと思う。

 

The ピーズを聴いてみようとすると、どこから聴いていいのか、迷う。

多くの作品を残しているから、何から聴くべきなのか?分からなくなる。

そうこうするうちに、いいモノを見つけた。

Apple Musicに「はじめての The ピーズ」というプレイリストがあったのだ。

「バカになったのに」から始まって、「日が暮れても彼女と歩いてた」で終わるプレイリスト。

 一昨日くらいから、このプレイリストでThe ピーズ入門を始めている。

 

ところで、今 The ピーズを聴こうとするのには、ワケがある。

今度、The ピーズと所縁のあるコゴローズというバンドと対バンするからだ。

せっかくだから、これを機会に今まで気になっていたThe ピーズを聴いてみようと思ったのである。

 

では、今日も良き音楽ライフを!

 

 

1日1枚、そしてワンマンに向けての日々

ここのところ、1日1枚は音楽をアルバム単位で聴くようにしている。

一昨日は、サディスティック・ミカ・バンド『HOT!MENU』、昨日はYMO『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』だった。

ともに、ドラムは高橋幸宏

そのシンプルなプレースタイルには以前から親近感を持っていたのだけど、実は高橋幸宏氏が関わった音楽をあまりちゃんと聴いてきていないことに気づく。

時代の変遷とともにいろんなタイプの音楽を創り出していて、とても興味深い。

これからちょこちょこ聴いていこうと思っている。

 

昨日の夜は、Mr.ワリコメッツでスタジオ入り。

先日決まったワンマンライブに向けて、猛烈に動き出す。

そう、モーレツに!

やっぱり、目の前に大きな目標があるのは良い。

なんというか、視点が定まる感じ。

昨日は懐かしい曲に取り組んでみたり、新しい曲に取り組んでみたりした。

これからは、毎日がワンマンライブに向けての日々のような気がしている。

1日1日を大切にしていきたい。

明日は明日の風が吹く

物事がうまく運ぶ日と、なかなかうまく運ばない日がある。

たとえば出だしに躓いてしまって、あらゆることが後手後手に回ってしまう日。

集中して取り組めばすぐ片付くような雑用が、しかるべき時に片付けなれなかったために中断を余儀なくされてしまい、ちょっと進めてはまた中断されるという悪循環。

悪循環にハマってしまいストレスを感じ始めているような時に限って、さらに新たな仕事が舞い込んできたり。

そしてその悪循環が尾を引いて、その後のプロセスもどこかなんとなく非効率だったり。

昨日は、そんな1日だったような気がする。

まぁ、良い。

いい日もあれば、悪い日もある。

それは、良いライヴができる日もあれば、あまりうまくいかない日もあるように。

そういう波にさらされることが、生きているということでもあるだろうと思う。

終わった1日は1日として、先へと進もう。

明日は明日の風が吹く

 

懐かしい曲に取り組む。

予想以上に覚えてないことに愕然とする。

自分で演奏したものを改めて耳コピして、「なんなんだ、これは?」と思ったり。

そんなこともまた、楽しからずや。