それでも音楽の話をしよう

音楽の話題を中心に、アイデア、ひらめき、日常を書き記していきます

西へ西へと

まだ日が昇らない早朝に目を覚まし、眠い目をこすりながら家を出発する。

早朝にもかかわらず都内にはこんなに活動している人々がいるのかと驚きつつも電車で移動して都内某所に集まる。

そして、メンバーと合流し、車で移動を開始。

東名高速を、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県滋賀県と、西へ西へとひたすら進む。

そして、京都や大阪へ。

移動時間はおよそ6〜7時間くらいか。

車内では、世間話から始まって、音楽一般の話、単なるバカ話、時にはライヴや活動の打ち合わせをする(こともあるかもしれない)。

その日のライヴ会場に着けば、慌ただしくリハーサルを済ませ、泊まりの時には宿のチェックインを済ませ、一息つくかつかぬかのうちにイベントは始まる。

そして、出番。

30分そこらのステージで、ここぞとばかりに全力を尽くし、終わってようやく一安心、対バンのライヴを楽しんだり、お客さんとの会話を楽しんだり、ビールで乾杯したりする。

時には深酒もしたりしてあまり寝る時間がなかったとしても、翌朝には都内へ向けて出発。

また6〜7時間とかかけて都内へと帰ってくる。

かなり体力を使うし、かかる経費を考えると収支はマイナスだ。

 

毎度そんな調子なのだけど、それでもやはり、またツアーに行きたいと思う。

何度でも行きたいと思う。

それは、そこに感動があるからだ。

好きな音楽を非日常の場でやれる感動。

それに強く反応してくれる人たちがいる感動。

そんな方々とライヴ後にコミュニケーションできる感動。

 

さて、今週末、5/6(土)。

大阪は難波メレでMr.ワリコメッツのライヴ。

どんな夜になるのか。

想いを馳せる。

 

ヒントを得る

「音楽を演っている」と一口に言っても、どんな楽器を演奏するかによってその内容はかなり違う。

ギターなのか、ベースなのか?

ドラムなのか、キーボードなのか?

管楽器とか、ハーモニカだってあるだろう。

あるいは歌うことだっていい。

音を出すということは身体を使うということ。

より良い演奏をするには、そしてより良い音を出すには、それに見合った身体の使い方があるものだ。

青柳いづみこ著『ピアニストは指先で考える』(中公文庫)という本を読んだ。

ピアニストであり文筆家でもある著者によるエッセイ集である。

ピアノという鍵盤楽器、しかもクラシックというジャンルなので、僕の関わる音楽とは相当かけ離れていると思いきや、読んでいると「その感じ、よく分かるなぁ!」というテーマにたびたび出くわす。

世の中、違いに着目すれば違いがたくさん見えてくるものだけど、共通点に着目すれば共感できるところが多く見つかるのかもしれない。

ピアノ演奏での身体の使い方を読むことを通して、ドラム演奏向上のヒントを得る。

嬉しい時間。

 

昨夜はスタジオ

昨夜は、Mr.ワリコメッツのスタジオに入ってきた。

8/13、京都拾得で決まっているワンマンライヴを念頭に、普段演ってない曲を久しぶりに合わせてみたり、新曲にチャレンジしてみたり。

最近、ドラムを叩くのがすごく楽しい。

詳細は省くが、自分の中でリズムの捉え方に変化がおとずれていて、それを意識しながらいろいろ試すのがマイブームなのだ。

なんとまぁ、マニアック。

単なる自分なりの楽しみだけなのかもしれない。

でも、まずはそれでもいい。

音楽は、バンドは、チームワークが大事であるけれど、それとともに確固とした自分の世界を築くことも大事だと思う。

それぞれの世界観を持ち寄ってこそのチームワークなのだと考えている。

京都拾得でのワンマンライヴで、最高の演奏をする。

それをリアルにイメージしつつ、日々音楽に取り組んでいこう。

今日もまた

ある曲を覚えて繰り返し練習する。

同じフレーズを何度も何度も練習する。

そうすることによって1つのことに習熟していく。

 

次から次へといろんな曲を聴いていく。

何かを身につけようとか覚えようとかするでもなく、多くの情報にどんどん身をさらしていく。

 

それらはそれぞれ、「深さ」と「広さ」を追究するアプローチ。

できることなら、両方ともを追い求めたい。

けれど、同じことを繰り返すと飽きてきてしまうというのも人情。

工夫が必要だ。

 

そんなことを考えながら、今日もまた、未だ出会わぬ曲や本を求めてしまう僕がいる。

 

音楽とカラダ

今日は大きな予定もなく、片付けなければならない用事をさっと済ませて、あとは読書に多くの時間を使う。

なんて嬉しい1日なんだろう。

青柳いづみこ著『ピアニストは指先で考える』を読んで、改めて「音楽と身体」というテーマについて考えさせられている。

曲げた指で弾くのか、のばした指で弾くのか?

椅子の高さや楽器との距離、それに伴う姿勢の変化。

身体や指の柔軟性、脱力の感覚による、音への影響。

それらは、僕の演っている楽器、ドラムの演奏にも通じる話である。

 

「ピアノでは、どの方向にタッチするかというのはあまり話題にならないことが多いが、これも表現に大きく関わってくると思う。手首を上げながら弾くアップ奏法は、余分な重さがかからず、やわらかい音が出せる。ダウン奏法は手首を下げながら弾くので、重さが十分にかけられる」(青柳いづみこ著『ピアニストは指先で考える』文春文庫、p88)

 

ドラムの演奏にも、このアップ、ダウンというのは使われる。

スティックを高い位置から振り下ろして打面を叩いたあと、スティックを低い位置で止めるのがダウンストローク

その低い位置からスタートして打面を叩き、リバウンドを利用してスティックを高い位置まで持っていくのがアップストロークである。

引用部分がそのままドラム演奏に当てはまる訳ではないが、同じ音符でも奏法によって出てくる音が違ってくるというのが大切なところ。

今ライヴでよく演奏している曲たちも、身体の使い方という視点から見直してみようと思った次第。

大事な宝物を受け取る

昨日は朝から音楽「関連」活動。

まずは、レコーディングエンジニア、パンジー関さん宅にてコーラスなどのレコーディングをする。

1月から少しずつ進めている、Mr.ワリコメッツの新しい音源のためのもの。

全部録り終わるまでにはもう少し時間がかかるか。

コーラスをレコーディングしてはっきりと目前に突きつけられる事実。

それは、歌えない自分。

訓練すべし!

 

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昼には、野方にあるスタジオへ移動。

5/27(土)に出演させてもらうイベントの打ち合わせというか、リハーサルというか。

予定があって一部欠席のメンバー(ワリコメッツのギター、メッシもそのうちの1人)もいるが、代々木バーバラで開催されるそのイベントの出演者が集う。

詳しい内容はまた後日書くとして、「コラボレーション」というのが、イベントの主旨、内容であり、こうしたリハーサルが必要になってくる。

 

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その後、とある場所に移動して、そのイベント用の写真撮影。

 

撮影が終わって解散、今度は1人で浅草に移動。

浅草Gold Soundsというライヴハウスに、ワリコメッツも何度か出演させてもらっている【魔界大宴会】というイベントに遊びに行く。

イベントのスタート時間には間に合わなかったけど、FUCK GETS→恋をしようよジェニーズ→マヤーンズ→イヌガヨ→騒音寺→KiNGONSと素晴らしいステージが続く。

長丁場だったけど、時が経つのはあっという間。

そして、大いに刺激を受ける。

特にイヌガヨのステージが圧巻だったなぁ。

あえてこんな表現をするが、「イヌガヨ、やべぇ」だった。

 

そして、大事な宝物を受け取る。

8/13(日)に京都拾得で開催の、「Mr.ワリコメッツ ワンマンライヴ」のチケット!

気づけばもう4ヶ月後。

1日も無駄にできないと気が引き締まった次第。

 

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テレビがない

僕のうちにはテレビがない。

必要性がないと思っている、どころか、邪魔なものがないだけ快適だと感じている。

いや、それはテレビのせいではない。

文句を言いたいわけでもない。

個人の趣向の問題で、良い悪いは関係がない。

それはともかく。

テレビがないことによって、だいぶ世間ずれしてきている気はする。

たとえばスポーツに関する話題では、WBCはいつの間にか終わっていたし、横綱が痛みを堪えて出場し優勝した、授賞式には感動した云々というような話題を知人から聞かされて初めて知った。

されど、それらは知らずとも良し。と思っている。

大事なのは本質をつかむこと。

本質をつかんで、それを自分なりに考えながら消化し、表現すること。

そう思って日々を過ごしている。

問題は、時間が足りない(と感じている)ことだよなぁ。